今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:2,891 hit
小|中|大
昔のお話4 ページ4
それからは私がアジトにいる間は殆どずっとリリーが一緒にいて話しかけてきた。私はそれを聞く中で、彼女が私より1つ歳上だということや、彼女の能力が花を咲かせる事など色んなことを知った。
彼女の話はどれも面白く、常にニコニコと楽しそうに笑っている彼女を見ているうちに、私はリリーを姉の様に思い憧れる様になった。
『リリー!お花咲かせてっ!綺麗なやつがいい』
「いいわよ。はい!そういえばキティ、あなたって随分明るい子になったわね」
『そーかなー?わかんないや』
相変わらず盗みの仕事はしているし、生活の待遇が良くなった訳でもない。しかし、リリーと出会った事により私の何かが変わったのは間違いなかった。
だが、そんな生活が長く続くことはなかった___________
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
5人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「募集企画」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ