焦がす太陽 ※ ページ7
｢このちっちゃいネコちゃんがあんなにデカくなるとは…あんたの魔力で補ってる分でかくなんのか？｣
｢神獣をネコ呼ばわりとは。不敬であるぞA。アウラードである｣
｢アウラードね。んで、どうなの｣
仕事な合間にネコ…アウラードに出くわし俺を見るなり足の周りをクルクルとじゃれるものだから遊んでいた
そこにこの可愛いらしい神獣様を迎えに来たのがライダーのファラオさん
｢そうさな、言ってしまえば余の魔力そのものである。魔力そのものに形を与えているようなものよ。｣
｢へぇ｣
魔力に形を与えるか。確かにサーヴァントとなればそんなことも容易くできちまうもんなのか、ダヴィンチちゃんがいい見本だ
と、ここで俺の中に1つの疑問が浮かんだ
｢魔力枯渇したりしないのか？別の1つとして置いとくよりも自分の中にしまっとくつーか、わざわざ個別化しない方がいいんじゃ？｣
俺の話を聞いてふむ、と言った顔をする。そして数秒経ったあと俺の方へ目を向けた
｢まずアウラードの魔力は余の霊基に収まりきらぬもの。このファラオが魔力の枯渇で息絶えるなど犬も食わぬ話｣
それもそうか。普段からあんだけ宝具連発しといてケロッとしてるこの人の事だ、毛ほどの苦などないのだろう
｢だが、｣
｢ん？｣
ファラオさんの発言に耳を傾ける
｢電力での魔力提供はいささかもの足りぬものよ。しかしそれに微々たるものだが含まれるお前の魔力はなかなかに良い。直接喰らいたくなるほどにな｣
ぐっと体が引き寄せられる感覚がして身構えたがそれも時すでに遅し。気がついた頃には俺の背中は彼の胴にピタリとくっついていた
腰に腕を回されもう片方の手で首から喉の筋を撫でられる
｢声も出ぬかA。赦す、余にお前声を聞かせろ。存分に｣
腕から逃れようとするも彼の力にかなうはずもなく後ろから抱きしめられる形で囁かれる。
普段の勇壮な声とは違う低く息のついた言葉が一つ一つしっかりと俺の耳へ流し込まれくる
｢、ファラオさん、ちょっと冗談が過ぎてま、すよ｣
｢そう顔を隠すな。この太陽を見よ。目を。｣
少々乱暴に彼の方へ顔を掴まれる
そちらを見た瞬間目と目が合い更に顔に熱が集まる。恥ずかしさのあまり俺が目を逸らしたというのに太陽の輝きを持つ彼の瞳は俺を一直線に捉えて離そうとしない
｢目を逸らすでないぞ、A｣
その声、目線、目に見える、感じるすべてのものに撃ち抜かれた
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星空部長(プロフ) - とても面白くていい作品だと思います。あの…リクエストでホームズお願い出来ますか？いつでも待ってます^^ (2018年5月21日 1時) (
レス) id: 78599fa8a8 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - リクエストでガウェインお願いします(´∀`) (2018年2月21日 0時) (レス) id: 500bf1b631 (このIDを非表示/違反報告)
人 - リクエスト失礼します！新宿のアサシンでリクエスト大丈夫でしょうか？ (2018年2月20日 19時) (レス) id: 1b0346dc17 (このIDを非表示/違反報告)
人 - 凄い面白いです！！更新頑張ってください！！ (2018年2月20日 19時) (レス) id: 1b0346dc17 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 作者さん» ありがとうございます！！ベディヴィエールさん凄い可愛いです…！今回も読みやすくて楽しく読ませて頂きました^^*リクエスト聞いて下さりありがとうございました。これからも頑張ってください！ (2018年2月20日 10時) (レス) id: bf7dfd3d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年2月10日 14時
