賢王様のお慈悲 ページ5
最近召喚さたサーヴァントが増えたせいでカルデアでの魔力供給が追いつかず、俺の魔力も混ぜて誤魔化してやってる訳だが……
これがキツいのなんの
マスター1人に対して多数のサーヴァント召喚という異例、そしてそのマスターの元々の魔力量が少ないということもあって更に負担もかかる
いつもより力なく歩く俺を見てダヴィンチちゃんも察したのか一日の休みを貰えることになった。
｢(飯も食ったしさっき仮眠もした…仕事に戻るにもダヴィンチちゃんに見つかればその後も怖いし…)｣
ワーカホリックな俺にとって何もしていないというのは苦痛でストレスが増しそうなのだが…
｢そこの技術者よ！｣
｢うわ…｣
｢…貴様、我を目にしてそのような態度を取るとは。中々矯正のしがいのある奴よ｣
ターバンから垂れる白い布をひらつかせその人はやってきた。
よりによってウルクの王様と出会ってしまうなんて。特異点ではモニター越しにこの人を見ていたから名前はわかる。ちゃんと顔も覚えている。
いくら仕事にしか興味がないからってお世話になった人の顔を覚えてないなんてことはないからな！大人になるためには大事な事だぞ！
｢どうしたんですか、俺どっかゆっくり出来る所探してる最中なんですけど｣
そう俺が伝えると彼の王は俺に向けてついてこいと言わんばかりの眼を向ける。
意味が分からなかった俺は突っ立ったままギルガメッシュ王の背中を眺めていた。
｢なにをしておる。はやく来ぬか。｣
｢うっす｣
───
カルデアの廊下を歩き着いたのはギルガメッシュ王の部屋の前。歩く道でなんとなく予想はついていたがマジか
ビビっている俺なんかには目もくれず、王はそのまま部屋へと入っていく。入れと言われ恐る恐るついて行く。
｢ダヴィンチちゃんとやらが貴様を心配しておったぞ。この頃魔力の消耗が激しいと。故に王たる俺が直々に敬ってやる｣
｢え、あの、どういうこと｣
｢素直に受け取れよ｣
………そういえば部屋に入った時から体の力が抜ける…よう…な…
｢なに、したん、で…すか｣
｢害はない。一服盛っただけよ。意識を手放した方が身のためだぞ｣
それが俺が最後に聞いた言葉だった。
.
.
｢む、ようやく眠ったか。少々香の効きが悪いか…まぁ眠ったことにかわりはない。全く、こうでもしないと大人しく眠らないとはな｣
｢気の張り詰めすぎは良くないぞ、Aよ｣
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星空部長(プロフ) - とても面白くていい作品だと思います。あの…リクエストでホームズお願い出来ますか？いつでも待ってます^^ (2018年5月21日 1時) (
レス) id: 78599fa8a8 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - リクエストでガウェインお願いします(´∀`) (2018年2月21日 0時) (レス) id: 500bf1b631 (このIDを非表示/違反報告)
人 - リクエスト失礼します！新宿のアサシンでリクエスト大丈夫でしょうか？ (2018年2月20日 19時) (レス) id: 1b0346dc17 (このIDを非表示/違反報告)
人 - 凄い面白いです！！更新頑張ってください！！ (2018年2月20日 19時) (レス) id: 1b0346dc17 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 作者さん» ありがとうございます！！ベディヴィエールさん凄い可愛いです…！今回も読みやすくて楽しく読ませて頂きました^^*リクエスト聞いて下さりありがとうございました。これからも頑張ってください！ (2018年2月20日 10時) (レス) id: bf7dfd3d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年2月10日 14時
