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HRが終わり私は鞄に教科書や筆記用具などを急いでつめている
隣でその様子を眺めている小瀧くん
「よしっ、できたっ」
そう言って私は立ち上がると「行こか」と小瀧くんが言ってくれた
ほんとに私、小瀧くんと帰るんだ
友達の少ない私にとって、今まで誰かと一緒に帰るのなんて大毅くん以外初めてかもしれない
そんなことに緊張しながらしばらく小瀧くんの隣を歩いていると小瀧くんが「立花ちゃんやなくて、Aって呼んでええ？」と聞いてきた
これもまた初めてのことで頭がパニック状態にった
名前呼びなんて親ぐらいしかいない
大毅くんだってちゃん付けやし…
「あ、立花ちゃんやと長いやん！」
と、何も言わない私に慌てて小瀧くんがそういった
「うん！いいよ！」
私は嬉しすぎて多分今顔が真っ赤に染っているだろう
「じゃ、俺の事望って呼んでや」
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作者名：いちごミルク | 作者ホームページ：http://WEST_shige&Nozomu
作成日時：2019年9月8日 15時
