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「…っ、うそや！！！○○が、お、れを見捨てる、なん、て。うそ、うそや…ｯｯ！！！…お前、…お前！！！その本を○○から取ったんやろ！！！」
威嚇から、怒りから。
怒り狂ったように、私が持っていた本を払った。
ガコンッ、と壁に打ちつけられて無造作に床に落ちる。それに目だけ向けて、あとは目の前の不思議な少年に向けた。
この時は異常なほど落ち着いていた私は、その場でため息を吐く。あの時を考えれば、馬鹿だった。
『…本屋にあるということは、売られたのでしょう。……その現実を受け止めきれないだけ、』
「〜〜ｯ……うるっせぇ！！…はよ俺を！！俺を○○の所へ返せ！！！！！」
『いや、だからそれは私にも分からないって』
この会話を数回繰り返してから、男は我慢できなくなった様子でテーブルをひっくり返し、部屋をめちゃめちゃにして暴れだす。
、
、
その抵抗という大暴れは長く続いた。かれこれ1時間だろうか。
ピタリと男の動きが止まって、バタンッと大きな音を立てて床に倒れた。
うわ、痛そう。
『.......力尽きた、か？』
傍に近寄って見ると、悪魔の傍にあるビリビリに破かれたカーテンを見て目を大きく開く。
窓につけてあった綺麗な白いカーテンは血痕が付いていた。
『..えぇ？まじぃ？ 』
若い子みたいな発言をしてしまって申し訳ない。が、しかし、だが。
暴れることに無我夢中になりすぎて自分のことなんて眼中になかったようだ。
悪魔の側に行き、見えやすいところ、＿＿＿...手のひらを見る。
『やっぱり、』
彼の 指は青く晴れており 爪の皮も 剥がれている。
何かで切ったらしくまた、血が滲む。
『.....................』
Aはその場でどうしたものか、と首を捻った。
今の状態を見る限り、暴れるだけ暴れて、力尽きたのが分かる。
無我夢中だったから、傷も酷い。
『..............いや、まずは部屋を片付け、.....ううん、....やっぱり手当が先だ』
すぅすぅと小さく寝息を立てる男の腕を肩に回して、その場に立つ。そして、ゆっくりながら部屋を歩き、未だに綺麗なソファに男を寝かせパタパタと忙しなく動き始めた。
窓も破壊されたおかげで通気性の良い部屋になってしまった。
この人が風邪を引く前に毛布毛布、......あと、使ってない暖炉の出番かな。
、
色々変更してるので、続きはもう暫くお待ちを。
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ぴくぴく - 更新ありがとうございます(ｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ土下座) (2022年3月8日 18時) (
レス) @page11 id: 6a70e0dbd5 (このIDを非表示/違反報告)
峰(プロフ) - ぴくぴくさん» あざます！！、！！ (2022年2月10日 20時) (レス) @page5 id: 474e369faf (このIDを非表示/違反報告)
ぴくぴく - お星様がシャオちゃんに!おめでとうございます! (2022年2月7日 19時) (レス) id: 037e0dd5e7 (このIDを非表示/違反報告)
峰(プロフ) - ぴくぴくさん» ありがとうございます〜〜！！ (2022年2月7日 8時) (レス) @page6 id: 474e369faf (このIDを非表示/違反報告)
ぴくぴく - あぁこれもやはり面白いですぅぅぅ更新気ままにしていって下さいね〜 (2022年1月23日 19時) (レス) @page6 id: ab035b58e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：峰 | 作成日時：2022年1月11日 23時
