学園祭。 ページ13
．
「一般の方のご入場は受付で招待状の提示を____」
「1−D、第一校舎二階カフェやってまーす」
「午後２時より、体育館にて演劇部の演劇を披露しまーす」
現在、 学祭。
今年は去年よりも人が多く、大盛況だ。
今回の演劇部の演劇は
「ロミオとジュリエット」
俺はもちろん裏方だ。
「Aくん、もうちょっとで休憩入っていいよー。午前中からずっとやってるんでしょ？」
『あ、分かった』
男子たちが俺を睨む。
ごめん。俺は自分が一番大事なんだ。
予想通り、運動部の男子は筋肉によりスカートから見える足は残念な結果になっている。
しかし、俺はもやしだから結局女子のおもちゃのようにあれやこれやメイクをさせられ、ちゃんとした出来になった。
そして、ほとんど客引きは俺がやっていた。
本当に疲れた……。
演劇部の方にこのまま行くから着替えて行こう。
「おい、兵頭。お前、抜かしてんじゃねえよ！！」
「俺が先に並んでいた時に、お前が抜かしたんだろうが」
……何で来ているんだ。
いや、本当に勘弁して欲しい。
何でわざわざここで喧嘩をしているんだ。
止めなきゃいけないよな。
でも、この服装で……。仕方ない。
『十座さん、万里さん……。いい加減にして欲しいんですけど？』
二人の肩を今までの怒りを込めて掴む。
すると、ゆっくりと二人は俺の方に振り向き「すいませんでした」と渋々謝った。
「ていうか、A、何その服。ははっ、似合うじゃん」
『こんなに嬉しくない褒め言葉初めてです』
あ、口が滑った。
笑いながら、俺の女装姿を指さして「似合う」とか、バカにしてるようにしか思えない。
十座さんは気の毒そうに俺を見てくる。
そういえば、この二人はどうしてここまで仲が良くないのか。
まあ、十座さんの気持ちは少し分かる。
すると、そこに「おーい」と言いながら誰か来た。
「万ちゃん！十座さん！ポップコーン買ってきたっすよー」
太一さんと臣さんが笑顔でこちらに来た。
もしかしたら、左京さんも来ているのか？……生徒に怖がられないか。
すると、目が合う。
「ば、万ちゃん、その子誰っすか？もしかして、ナンパっスか！？」
『いや、俺男ですしいつも会ってますよ』
これ、一度見た光景だ。
ああ、あの花屋のナンパか……。
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どぽぽ２(プロフ) - 夜桜ナイフさん» そう言ってもらえ、嬉しいです！これからも、よろしくお願いします(*´∇｀*) (2019年7月17日 2時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜ナイフ - とても面白いデスね！コレからも更新頑張って下さい。 あと、図々しいかもしれませんが、僕が作った作品も見てみてくれると嬉しいデス！ (2019年7月17日 1時) (レス) id: e71f9e4ab9 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - ラムさんさん» ありがとうございます！！5回も！？私以上に読んでますね！めちゃくちゃ嬉しいです(≧▽≦)ただいま修学旅行から帰ってきたので更新スペース早くなると思いますよー! (2019年5月11日 20時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
ラムさん - 続編おめでとうございます!! この作品すごく好きで、5回は見直してます…w 作者様のペースでいいので更新頑張ってください!!!!!!! (2019年5月10日 0時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
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