腐男子は見るだけで結構です【オリBL】

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入学して間もない頃。



中学から女の子にモテまくった俺。


本当はパンケーキとか腹の足しにもならない高いだけの食い物だと思うし、一番好きなのは唐揚げ。

ま、みんなの前では一応「可愛い王子」を演じるために好きとか言った。





顔が良いだけで集まってくるバカ共ばかりで、俺はそいつらを常に見下してた。


媚を売ればあっという間にみんな俺の虜。優しくして甘えただけで金なんてすぐに出す。馬鹿ばかり。


あと、生徒だけでなく先生も馬鹿だ。





「春宮くん、貴方また赤点よ？このままじゃどうするの」

「…ごめんなさい。僕、勉強頑張ってるのに、結果が出せなくて…」





そう言うと、クソババァは顔を赤く染める。

ああ、本当馬鹿だな。





「ねえ、先生。お願いがあるんだ。放課後、特別な授業をしてくれない？」





放課後、保健室で鍵をかけ、まあ皆さんの想像どおりのことをした。


キモい喘ぎ声聞いても、勃たないっつーの



大体、シワ多くね？ババァはやっぱヤっても気分悪くなるだけだわ。








「ねえ、春宮くん…。また、ね？」

「……うん、いいよ。でも、その代わりにーーー」





そして、俺は簡単に赤点回避と補習回避。


おでこからリップ音が聞こえる。






「じゃあまた今度…」

「うん。バイバイ、先生」





扉が閉まる。

ベットの上には何一つ跡が残ってない。





「あー、胸糞悪い。マジでうぜえんだよ。ババァのくせに調子乗んなっつーの」





長い前髪を掻き分け、乱れた服を着る。


可愛い女の子とするのは好きだけど、こういうのは好きじゃない。


でも、補習とかめんどくさいことするよりは楽だし、教師からの株も上がるから内申にも良い。


本当、クソみてえな人生だな。まあ、俺が選んでるんだけど。




部活も女の子からモテそうなバスケ部を選んだ。正直、そこにいる秋川？って奴は嫌いだ。

俺よりも顔良い訳でもねえのに女子からキャーキャー言われて爽やかな笑顔をする。


俺が最も嫌いなタイプだ。




自分はなにも汚れてない、良い人ですよー？って顔して、褒めてもそんなことないよとかクソみたいな返し。


王子様ですか、はいはい、ウザいですね




まあ、こいつと居れば俺も自動に「先輩を慕う良い後輩」を演じれたし、道具としては楽だった。

媚売っておけばこの先も楽そうだし。




そんな俺の人生に、Aというやつが関わってきた。

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