腐男子は見るだけで結構です【オリBL】

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「おいしー！！」

「A、二人であそこ見て来ようよ」

「先輩、何言ってんの？今、俺と一緒にアイス食べてるんだよ」






何故か俺含め三人で、放課後一緒に出かけている。


相変わらず、二人はよく話すなぁ。

内容が酷くても推しCPがいちゃついてるのを近くでこの目で見れるとか幸せすぎる。






「はい、Aこれあげる」






春宮が俺にアイスの乗ったスプーンを渡してきた。

これ、あーんって食べればいいのか？秋川先輩いるのに？





「はい、あーん」





そう言いながら、秋川先輩が俺の目の前に来て春宮の持ってるアイスを食べた。

マジかよ…





「………お前じゃねえよ」

『…ありがとうございます！！』






泣ける。

もう死んでもいい。神かよ…


てか、二人であーんしている時点で付き合ってるだろ。うん。







「ちょっと、先輩来てくんない？」

「いいよ。Aくんは帰っていて大丈夫だよ」

『セッ○スするんですか？』

「え？」






あ、本音がつい…。

先輩はなんて言った？と聞いてきた。どうやら俺のやばい発言は聞いてなかったみたいだ。



なんとか、誤魔化して二人とは別れた。









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春宮side。





「マジでさ、先輩消えてくれない？」





そう言っても、先輩は相変わらずニコニコ笑ってる。

マジでこういうところ腹立つわ。


いつもいつも俺の欲しいものは全部こいつが持ってる。



うざ





「明菜こそ、仲良いフリするはずが本音出てるけど？」

「お前が邪魔ばっかしてくるだろ。約束もお前が先に邪魔したし」






そう言うと、笑いながら謝ってきた。


馬鹿にしてるのか、こいつ。





本当、大っ嫌いなんだ。


クソ偽善者。

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