腐男子は見るだけで結構です【オリBL】

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え、俺何すればいいの。





つか、家帰って頭冷やすって何？

ここ、一応俺の家じゃなくて太陽の家なんだけど。


どんだけ、パニックになってんのか…。





ていうか、絶対あいつ帰ってくるよな。

どんな顔すればいいんだろ。



どうせあいつのことだから調子に乗っただけだ。俺がマジな顔で拒絶したから、あっちも罪悪感があるんだろうな。




でも、俺は別に謝る立場でもない。被害者の方だと思う。

だけど、あいつ傷つけたのは事実だしな…。







太陽のあの獣のような目。


嫌で嫌で思い出したくもないのに、考えてしまう。


しかも、押し倒された時の恐怖が異常じゃなかった。

首舐められたりした時は流石にまあ動揺したけど、押し倒された時だけ本当に怖くなってしまった。





顔、合わせたくないな……。




そんなふうに思いながら、念の為に太陽を待っていた。


だけど、あいつ全然帰ってこないんですけど。







『うっわ、外暗すぎだろ』






カーテンを開けると、夕日どころか暗すぎてビルの光くらいしか見えない。



あいつは不良のような見た目はしてるけど、そこらへんはちゃんと真面目だ。

何かあったのか？まあ、一番考えられるのは俺と会うのが嫌ってことだけど。







もう、帰ろうか。







俺だって顔合わせづらいし、何時間も待って来なかったらイヤだ。



だけど、やっぱりなんかあいつは、







『放っておけないんだよなぁ…』







電話をかけても応答なし。


なんの手がかりもないし、俺はこの地区には住んでないからアニメイトくらいしか知らない。


まあ、でもただ待ってるのも嫌だし。




仕方ない。探しに行ってやろう。






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