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無事衣装の確認を終えてメンバーのみんなはいつも
打ち上げなんかをやってるっていう行きつけのお店へ向った。
私は一人事務所に残って
今日中にやっときたい仕事だけ片付ける。
「ふーー。」
?「溜息、大きいよ?」
誰もいないと思っていた事務所内に響いた
少し鼻にかかる甘い声。
こちらを見る、吸い込まれそうなきれいな目。
壁にもたれて立っていたのはドンへさんだった。
「え?どうしたんですか?」
半ばパニックでデスクから立ち上がったと同時に
響き渡る大きな音。
床中に散らばる資料たち。
DH「ははは。やっぱAヌナってかわいいな。」
ドンへさんは笑いながら歩いてきて散らばっている資料を拾い集めはじめた。
「あっ、すみません。私、なんかいつもこうで。」
一瞬、今の状況を把握できなくてボーっとしてたけど
ドンへさんが片付けしてくれてるって気づいて
慌てて私も床にしゃがみこんだ。
DH「知ってるよ。
美人ですごいセンスあって仕事できてシャキッてしてんのに
上がり症でドジなんでしょ?笑」
「なっ!!!」
DH「ジナヌナもソヨンも言ってた笑」
「あー(><)バレてたかぁ…。」
新しく一緒に仕事するSJにはこういう私のダメなとこばれたくなかったのに…。
しかもドンへさんには…
って。なんで、私…。
DH「それにこの前も…笑」
クスリと思い出し笑いしてるドンへさんの横顔。
きれいな、フェイスラインだなー
とか。見とれそうになる。
DH「1か月前くらいかな?
事務所にあるシウォナのパネルの前で転んでるの、見たよ?」
「ん?…あーーー!!!!あれは、そうじゃなくて!!」
DH「好きなんだね、シウォナのこと。
オレ、協力するよ!」
「そうじゃなくて…(^^;)」
パネルの前で転んだのは事実で。
そのパネルのシウォンさんを見て
すごくいい感じにインスピレーションが沸いて
ボーっとしてたのは確かで。
それでたまたま転がってた段ボールにつまづいて素っ転んだのも事実で。
まさか、人に
ドンへさんに見られてたなんて。
DH「Aヌナなら大丈夫だよ。かわいいし、いろんな意味で。」
ボフって頭の上にドンへさんの大きな手が降りてきて
くしゃくしゃ撫でられる。
「いろんな意味って!!そ、それに私ヌナなんだから!!」
頭に乗っかったその手と
さっきから無意識に発せられてるかわいい…っていう響きが恥ずかしすぎて
意味不明にヌナぶる
しかできなかった。
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saya_*(プロフ) - はじめまして^^ドンへのお話が読みたくて、読ませていただきました~(*^^*)ウネに癒されます♪続きも読ませて頂きますね!素敵なお話ありがとうございます^^ (2015年1月11日 11時) (レス) id: f7fbc8367a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:osakana | 作成日時:2014年3月17日 23時