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今日も彼らはリハで忙しそう。
私の方は来週からの日本でのツアーに持っていくものたちの
最終チェックに追われていた。


顔を合わせずに仕事をするのは
少しさみしいような
案外気楽なような。

でもやっぱり少しさみしいかな。


デスクの上でメールの着信を知らせる音がした。
一段落したらお昼でも買いに行こうかな。


散らかっていた書類や段ボールを片付けると
メッセージを開いた。

相手はヒョク。


――ちゃんと仕事してる?
 オレたちは超がんばってる!!
 差し入れ待ってるよ〜!!笑


画面のメッセージを見て思わず顔がほころぶ。
差し入れって催促するもの?笑

続けて届くメッセージ。


――チキンがいいなぁ〜


事務所のすぐ近くのチキン屋さんに自転車をは走らせた。
パシリじゃん、私。
なんて思いながらも少し足取りも軽い。





事務所に戻ってリハをやってるスタジオの前で足をとめた。
扉の丸い窓から中をこっそり覗く。
入っていいのかな…?
周りを見渡してキョロキョロ。


??「何やってるんですか?ヌナ笑」

「はっ!!えっ!!あっ、その怪しい者ではっ…!!」

突然声を掛けられてふりかえると
不敵な笑みを浮かべて立っている背の高い男、
…キュヒョンさんだった。


「キュヒョンさん!!」

GYU「Aヌナ、怪しすぎ笑 入らないの?」

「あ、えっと…入っていいのかなーって考えてるとこでした笑」

GYU「いいに決まってるじゃん、スタッフのなのに笑
どうせ、ウネに差し入れ持ってきて〜とか何とか言われたんでしょ?」

おお、さすがこのマンネ。すべてお見通しですね…。
ズカズカと扉を開けて入っていくキュヒョンさんの後ろについて
私もスタジオの中に入る。


EH「おぉ、キュヒョナ〜。来てくれたの?
ところでAヌナ見なかった?」

GYU「久々に会ったのにオレよりヌナですか?笑
ヌナならここに。」

後ろからひょっこり顔を出すと
ヒョクは歯茎を見せてにっこり笑った。

GYU「スタジオの前で挙動不審だったから連れてきましたよ。」

「ちょ、ちょっと!!」

EH「え、ヌナ?ww」

「違うから!
これ、リクエスト通りチキンだよ。」

その匂いをかぎつけて
ダンサーのみんなとドンへもこちらにやってきた。


すぐに目が合う。


「あっ、ドンへ!」

DH「ん?^^」


何か言うことがあったわけでもないのに
名前を呼んで
それから言うことを考える。



その顔が見たかった。
たった1日会わなかっただけなのに。
私に笑ってほしかった。

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設定タグ:ドンへ , ウニョク , シウォン   
作品ジャンル:恋愛
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saya_*(プロフ) - はじめまして^^ドンへのお話が読みたくて、読ませていただきました~(*^^*)ウネに癒されます♪続きも読ませて頂きますね!素敵なお話ありがとうございます^^ (2015年1月11日 11時) (レス) id: f7fbc8367a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:osakana | 作成日時:2014年3月17日 23時

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