43---SY Side ページ43
ドンへオッパの車で郊外のレストランに連れてきてもらった。
私が外で食事したいって言ったから。
二人で外でごはんを食べるのはもう何カ月ぶりっていうくらい久々で
このところは私の宿舎の近くのカフェで
コーヒーをテイクアウトして公園か車で
少しの時間だけおしゃべりして別れるっていうパターン。
今日もレストランの近くの公園の駐車場に車を止めて
何でもない時間を過ごす。
ドンへオッパは私のことをいつまでも子供扱いしていて
わたしが〜したいって言ったらそうしてくれるし
〜へ行きたいって言ったら連れてってくれる。
もちろん〜が欲しいっていったら買ってくれて
けど一度だけキスしてほしいって
お願いしたときには
ごまかされてしまった。
SY「オッパ、来週から日本でしょ?」
DH「うん。今回はツアーだから行ったことない地方もたくさん行くんだ。」
SY「へー!私東京しか行ったことないからうらやましいな。」
がんばれば行けるようになるよって先輩ぶって(大先輩なんだけど)
私の頭をくしゃっと撫でて窓の外に視線をやった。
ドンへオッパ、こっち見て?
今日のオッパは私といて
たくさん笑ってくれるけど
どこか違うところを見ているような気がした。
昨日のことならもう気にしてないよ?
久しぶりに会えて
そしてまたしばらく会えないのに。
SY「そうだ!Aオンニ、元気?
っていうかオッパたち、なんかすごい甘えてそうな気がするんだけど笑」
DH「ははは。バレてる?笑」
SH「だってAオンニ、すごい優しいもん。仲良くなった?かわいいでしょ?」
ドンへオッパを試すような嫌な聞き方をしてしまった。
ここでオンニの話を出したら
よくないって自分でもわかってたけど
聞かずにはいられなかった。
こうしてドンへオッパと一緒にいても
モヤモヤがとれないのは
Aオンニのことが引っかかってるからだって自分でもわかってるから。
DH「そうだ!これ見てよ。」
ドンへオッパがケータイを差し出して
見せてくれたのは
きれいなモデルさんの後ろ姿とオッパの写真で
めくってって言われるままに
スライドしていくと
最後の1枚はすごく素敵な笑顔で笑うオンニとドンへオッパ…。
SY「え?これ、Aオンニ?」
DH「そう!ちょっとトラブルがあって急遽お願いしたんだよ。」
SY「えー、すっごいきれいだね。元々キレイだけど、別人みたい!」
ケータイを返すと
オッパは何だかせつない笑顔でもう一度その写真を見ていた。
44---SY & DH Side→←42---EH & You Side (5/5 修正)
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saya_*(プロフ) - はじめまして^^ドンへのお話が読みたくて、読ませていただきました~(*^^*)ウネに癒されます♪続きも読ませて頂きますね!素敵なお話ありがとうございます^^ (2015年1月11日 11時) (レス) id: f7fbc8367a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:osakana | 作成日時:2014年3月17日 23時