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結局、たくさん保存していたらしいその写真たちを
ぜーんぶシウォンにチェックされて
何度もびゅーてぃふる!!あめーじんぐ!!!!って言ってくれたけど
最後の1枚を見て
少し表情が曇った、気がした。
自分では見れなかった、その写真たち。
ベストショットだって1枚だけもらった写真の自分が
ドンへと向かい合って笑ってる自分が
すごくうれしそうで、幸せそうだったから。
見ていられなかった。
シウォンにも気づかれちゃったかな。
+++++++++++++
さて、帰ろうかなっていうタイミングで
必ず鳴るドンへのケータイ。
初めてみんなでごはんに行った日も。
ウネと一緒に仕事し始めてからも
必ず、毎回。
どんなに楽しくても。
どんなに笑いあっても。
どんなにドンへが甘えてくれても。
愛しい彼女からの電話がなると
私が仕事仲間のヌナなんだーってことを思い出す。
ドンへが席をはずして
ヒョクも電話かけたいって席をはずしたときに
シウォンが口を開いた。
SW「Aヌナ、大丈夫?」
「えっ、あーちょっと今日は食べすぎちゃったなぁー笑
ドンへのせいだ!!」
シウォンは優しく微笑む。
ドンへの電話が鳴るたび
条件反射みたいに冷静になろうとして
ヌナっぽくしようって思って
そんでちゃんとそうできていたんだけど。
今日はシウォンがいるから。
SW「オレはAヌナの味方だよ?」
その言葉でわっ…と目に涙が浮かぶ。
私、つらいんだなーって。
いつもこの瞬間、
我慢してるんだなーって。
SW「しんどくなったらいつでも電話して。
すぐには来られないけど…
話ならいくらでも聞くから。」
まぶたの中で涙が揺れて
今にも落ちてしまいそうになったから
少しうつむくと
向かいの席から
少しだけ見を乗り出して
頭をくしゃくしゃってされた。
SW「Aヌナ、顔上げてみて。」
そういうからちょっとだけ涙を手でぬぐって前を見る。
初めて挨拶したときと同じように
変顔(じゃないけど)でファイティンってするシウォン。
「…だめ、それ笑 その顔はだめだよ、ははは」
悲しい時にも
自分がいっぱいいっぱいのときにも
助けてくれてくれる
おもしろくってかわいい弟みたいな
そして優しく見守ってくれるオッパみたいな…シウォン。
いつもありがとう。
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saya_*(プロフ) - はじめまして^^ドンへのお話が読みたくて、読ませていただきました~(*^^*)ウネに癒されます♪続きも読ませて頂きますね!素敵なお話ありがとうございます^^ (2015年1月11日 11時) (レス) id: f7fbc8367a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:osakana | 作成日時:2014年3月17日 23時