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昔からキラキラした人が苦手だったけど

いつしか私の夢は
人を輝かせるお仕事をすることになった。


***


「オンニー!どういうこと!!」

今日も相変わらず前が見えないほど積み上げた洋服たちを
両手に抱えてバタバタと走り回る。

控室に入ってきたまるで花束みたいな女の子たち。

私が彼女たちのスタイリストになってもう3年がたとうとしている。
スラリと長く伸びた手足。サラサラのヘアに
同じ女なのに目があったらドギマギしてしまうような瞳。

そんな彼女たちが今日はやってくるなり
私に噛みついてくる。

あれ?私何かやらかした??


「何?どしたの??」
両手の衣装たちをテーブルに置いて振り向くと
みんな泣きそうな顔をして立っていた。

ソヨン「ひどいよ、オンニ!私たちの担当外れるなんて聞いてない!」
リーダーのソヨンは20歳そこそこだけど
キャピキャピはしゃぐメンバーの中を
にっこり見守っているような落ち着きのある子。

そんなソヨンさえも今日は声を荒げて・・・って

私が…?担当を外れるって…?

「待って待って!何のことか、私もわかんないんだけど!」

ソヨン「スジュオッパの担当に変わるからって…何で?やだ!!」
きれいにメイクしたその瞳からポロポロと涙が落ちてくる。

「あーだめだめ。泣かないで!メイクさんに怒られちゃうよ?」
ソヨンの涙をメイクが崩れないようにそっと拭う。

冷静にこの子たちを落ち着かせているフリをしてるけど
さっきから頭の中がぐるぐる…。

担当はずれる?

理由は?

スジュ?

あの人…。






「A、あとはこっちでやっとくから。事務所行って
話聞いてきなよ?」
今日のステージを終えて
一段落ついた頃に先輩のジナオンニがそう言ってくれた。




私は大学生の頃はデザイナーを目指していた。
学生たちのショーやコンテストでも
いい成績をもらったこともあって
1年間はパリでも勉強していた。

そこで出会ったのがジナオンニで
一足先にソウルに帰ったオンニは
てっきりデザイナーとして活躍しているんだろうと思っていたけど
再会したオンニは世界をまたにかけて活躍する
芸能事務所SMEでスタイリストとして働いていた。

私はと言うと
大きな夢を描いてパリに行ったけど
何もかも簡単にうまくいくはずもなく。
ただのパリで勉強したことのあるショップ店員として
毎日を過ごしていた。

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設定タグ:ドンへ , ウニョク , シウォン   
作品ジャンル:恋愛
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saya_*(プロフ) - はじめまして^^ドンへのお話が読みたくて、読ませていただきました~(*^^*)ウネに癒されます♪続きも読ませて頂きますね!素敵なお話ありがとうございます^^ (2015年1月11日 11時) (レス) id: f7fbc8367a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:osakana | 作成日時:2014年3月17日 23時

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