クールなあの子は狙いの的！2【H×H】 (ページ21)

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21、そろそろ行動しないと♧ ページ21

【それから次の日…】

貴方で精神が安定したヒソカはこう言った。

ヒソカ｢僕もそろそろターゲットのプレートを取らなきゃならないから、本当に悲しいけど別行動をしよう…♢｣

そう、まだこの時点ではヒソカは自身のターゲットを探すどころか、プレートを1枚も持っていなかったからである。

アリス｢えぇ〜！？そんなの寂しいじゃん…｣

キュルン♡

上目遣いに加えて目をうるうるとさせ、あざとい仕草を取るがヒソカが話し掛けていたのは貴方の方だ。

それに気づかない彼女はさらにヒソカの落ち着いた精神を揺るがす。

「嗚呼、いいぞ」

アリス｢(は？コイツ、私のヒソカの言葉に対してなに反応してんだよ…)｣

ヒソカ｢……｣

二つ返事で了解したあなたに少しショックだったヒソカ。

どうせならアリスの言葉を貴方に言って欲しかったのに…と心に留めて彼は平常心を装う。

ヒソカ｢んふふ♡｣

ザッ…ザッ…

アリスに背を向け、貼り付けたような笑みをしながら貴方の方に近づくと､目にも止まらぬ速さで彼女のポケットに入れていた携帯電話を盗ったのだ。

バッ！

「！」

今まで一度もヒソカの前では携帯を出したり、それを仕舞ってる場所を教えたりしていないのにだ。

ヒソカ｢(勘で行ったけどまさか本当にここへ仕舞ってたとは♡単純で実にそそるよ貴方は♡)｣

ピッピッ…

彼の異様な行動に貴方はただ見る事しか出来なかった。