クールなあの子は狙いの的！【H×H】

36、第3次試験開始 ページ37

受験者全員が降りたと同時に、ビーンズがこの試験会場の説明を始めた。

ビーンズ｢では、改めてこの試験会場のご説明をします。まず、この場所の名前は『トリックタワー』。皆さんの合格条件はこのタワーから地上へ出ること！制限時間は72時間です｣

72時間…日数で言うと3日と言ったところか。

それまでに地上へ行くには…どうやれば？

モブ1｢はぁ？72時間も俺には要らねぇよ！｣

そういうと受験者はこのタワーの側面の壁を使って地上へ降りようとした。

が、次の瞬間…顔が人の様な巨大な鳥にその受験者が喰われてしまうのを目撃してしまう。

モブ1「ぎゃあああ！！｣

ビーンズ｢ちなみに、、このタワーの周りには人面鳥がいますのでお気を付けて｣

後から言うあたり、ずる賢さを感じる。

焦りは禁物ということか…。

ヒソカ｢ねぇ貴方、コレを見てくれ♤｣

私の隣でしゃがんでいたヒソカが、地面に指をさしながらそう言ってくる。

気になって私もしゃがんで見てみると…

カコンッ…

なんと、隠し扉のように1枚のタイルが動くのだ。

「！」

ちょうど人が1人入れるというスペースである。

これを使ってタワーの中に入り、そして地上を目指すということか…。

ヒソカ｢ここと…後もう1つ、目の前にも見つけたんだ♧一緒のタイミングで入らない？｣

「あー…いいぞ、分かった」

別に断る理由も無かったため私は了承した。簡単にタワーへ入るための方法もヒソカが見つけてくれたしな。

ヒソカ｢やった♢じゃあ、せーので入ろう♡｣

今日のヒソカはやけに上機嫌だな…何も起こらなければいいが。

ヒソカ｢せーの♡｣

カコンッ！カコンッ！

私たちはタワーの中へ入って行った。

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