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「私は元軍人。今は違う。同じにしないでもらえる？」
Aはトリガーから指を外し、銃を机の上に置いた。
敵意はありませんと両手を上げると大きなため息をこぼす。
「軍人嫌いは私も同じ。だから辞めたの」
「…元軍にいた人間を信用しろと？」
ゾムの言葉にAはハッと嘲笑しながら雑に椅子に腰掛ける。
「昨日私のことを信用したから、隠れ家に案内してくれるんじゃなかったの？」
強気な口調でそう言えば、ゾムは黙る。
「少し整理する」とAに背中を向け、同じように武器を机の上に置いた。
「予定通り連れて行くことにする」
およそ30秒程度の沈黙の後、ゾムは告げる。
やれやれとした表情を浮かべたAを気にすることなくゾムは続けた。
「今から連れて行くところには他のアンドロイドもおる」
「…仲間ってこと？」
仲間という単語が適切かは分からん、とゾムは首を横に振る。
「訳ありすぎるよほんとに…もしかしてすでにとんでもないトラブルに巻き込まれてたりしない？私…」
「まぁ俺を拾ったのが運の尽きやな。準備してさっさと行くで」
ナイフを懐に仕舞うと、ゾムは返り血のついた上着を裏返しに着る。
2階へ行き準備を済ませる。
朝ごはんも食べたかったのに…今日は仕方ない。
外の自動販売機で珈琲でも買おう。
Aは必要最低限のものだけ持つとゾムの元へ行き、朝焼けに包まれる静かな街へと消えていった。
【戦闘型アンドロイド】
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しゃぴ - がんばって (8月31日 17時) (
レス) @page3 id: 70ecd8a4b0 (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - まる麺さん» まる麺さん 喫茶の店主ポジですね…！私もお気に入りですありがとうございます！ (7月26日 19時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
まる麺 - emさんのお話の中での立ち位置が似合いすぎて好きです！！ (7月26日 0時) (レス) @page32 id: 81fa0833c9 (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - ノットラインさん» ノットラインさん ありがとうございます！マイペースに頑張りたいと思います…！ (7月23日 22時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
ノットライン(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて更新楽しみにしています！！主様のペースで更新頑張ってください！！ (7月23日 2時) (レス) @page25 id: ef443ece5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴
| 作成日時：2023年7月15日 18時
