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「なんか個人的な注文も食料品の中に多めですし、そこから終わらせましょうか」
「この珈琲、絶対大先生やろ」
電車はあっという間に目的地に到着し、改札を潜る。
目的の薬局とスーパーが併設された施設は目と鼻の先で３人はそこに入ると大きなカートを引き、お目当てのものを買い占めていった。
一通り買い物を終え、荷物は人目のつかないところでチーノが手を叩き神社へ移動させた。
どれだけ荷物が増えても簡単に送れるという点は本当に便利だと言わざるおえない。
「そういえばこっから歩いて１０分ぐらいのところに百貨店できたらしいですよ。Aさん化粧品好きやろ？行きますか？」
「えっ…！いいの？」
「誰のための買い物やと思っとるんや。ええに決まっとるでしょ？」
Aを真ん中に挟み、ピッタリとくっついて歩くチーノとショッピ。
美男ふたりに挟まれなんとなく居た堪れなくなる。
神使は皆顔が良いため、買い物のたびにこのなんともいえない申し訳なさのような気持ちが頭をよぎるのだが、口に出すといつも「は？こんなに綺麗なんに？」と口を揃えて半ギレされるのでぐっと胸に留めている。
「俺ら百貨店とか縁無いなぁ。入っても笑われへん？」
「Aさんおるから大丈夫やろ」
「いや…むしろふたりもお化粧品買う人だと思われるんじゃないかな…綺麗な顔してるんだし…」
「あっはは！俺らがぁ？そらないやろぉ！」
「ないなぁ」
顔がいい自覚がないあたりタチが悪いと思うA。
ここにはいないがコネシマは特に、透き通るような金髪に目鼻立ちが整っているにも関わらず、自分の容姿に全く興味がない。
以前出掛けた時は目立ちたくないのに大変な騒ぎだったのはまた別の話にしよう。
「見たいブランドは決まってるの。そこだけ寄って、少し早いけどお昼ご飯でも食べに行こうか」
その言葉に「はーい」と素直に返事をするふたりは百貨店に入ると、今度はAの後ろにピッタリとくっ付いていた。
真剣に化粧品を見るAの邪魔をしないようにと見守っているが、隠し切れていないオーラに振り向く女性は多かった。
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味鈴(プロフ) - 色樹さん» 色樹さん ありがとうございます！マイページに頑張らさせていただきます。 (8月12日 14時) (
レス) @page19 id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
色樹 - すごく面白かったです!体調を崩さないよう頑張ってください!!!!!! (8月5日 20時) (レス) @page7 id: 09f29be611 (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - にこげさん» にこげさん 誤字報告ありがとうございます！訂正致しました！ (7月6日 20時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
にこげ(プロフ) - 更新お疲れ様です！最新話のよもつへぐいが一部よもつべぐいになってますよ〜！ (7月6日 19時) (レス) id: 4a884aada1 (このIDを非表示/違反報告)
いちごおしちゃん☆(プロフ) - 短編も面白いです！次の更新が楽しみです！体調に気をつけてこれからも頑張って下さい！ (7月5日 20時) (レス) @page22 id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴
| 作成日時：2023年6月29日 21時
