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「シャオロン」
パッと目を開ける。
眉間にシワを寄せたトントンが顔を覗き込むように俺を見ていた。
そうだ、そういえばトントンの部屋で話をしていて…そのまま寝てしまったのか。
大きく伸びをし身体を起こした。
「ここで寝るないつも言うとるやろ」
「なんやろなー居心地ええねんなー」
大きくあくびをすると、トントンは呆れたようにため息をつく。
無理もない。
ここ数日この部屋で居眠りすることが多かった。
「そういえばえらい外が騒がしかったけどなんやったん？」
そう問えばトントンは「あー」と溢して続ける。
「なんでも野良猫が暴れたらしい」
詳しいことは分からんと言いながらトントンも釣られたようにあくびをする。
ここのところ考えることが多く、真面目なトントンはあれやこれやと対応に追われている。
「もうすぐ逢魔か…今日は俺がAのところ行くよ」
「あーせやな…頼んだ」
腰を上げトントンの部屋を出る。
コの字型のこの建物唯一の渡り廊下を行けば、本殿にあるAの部屋へ行ける。
渡り廊下を渡り切った、左すぐにある襖がAの部屋だ。
神社の表である拝殿(はいでん)からはこの部屋は見えない。
まぁ仮に見えていたとしても、人が認識できない防壁があるから問題はない。
ここに故意に入ろうとするなら別の話だが、そんなことは万に一つもあってはいけない。
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味鈴(プロフ) - あいすみるくてぃーさん» ありがとうございます！好きに刺さったなら幸いです！気長にやっていきますのでよろしくお願い致します！ (6月5日 7時) (
レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
あいすみるくてぃー - 初コメ失礼します！めちゃめちゃ好きです！続き楽しみです♪ (6月4日 0時) (レス) @page10 id: 371807440b (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - 檸檬さん» わー！コメありがとうございます！気長にやっていきます！嬉しいです！ (6月3日 21時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (6月3日 20時) (レス) @page4 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴 | 作成日時：2023年6月2日 21時
