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ロボロは本殿からトントンの部屋に向かう。
事態は既に全員把握しているらしく、ゾム以外のメンバーはトントンの部屋の前に集まり事態収束をどうするかを話していた。
「悪いな、遅なった」
「Aは？」
心底めんどくさそうにしている大先生は一番最後に来たロボロにAの安否を確認する。
「部屋におる。一応大人しくしとるように伝えておいた」
苛立ちから煙の量が多い大先生の瞳は深海の奥底から光を当てたような色をしている。
皆それぞれ特徴があるが、感情の色が瞳に出るのは共通のようだ。
「で？いつもの追い払い方でええんか？」
シャオロンは冷ややかな目のまま少しだけ開けた襖にもたれ掛かり、机に向かうトントンに確認する。
背中を向けたままのトントンは「かまへん」とだけ伝え、後を任せるようだった。
「何で俺らがわざわざ…」
「今はAもいるし、本殿に踏み込まれるのはマズい。我慢してやろうや」
不貞腐れるコネシマを宥めようと声をかけた時、違和感に気が付いたロボロ。
耳を澄ませ神社に入ってきた若者達に集中する。
先程までは動画を撮りながらふざけていたように聞こえていたが、今は慌てているようなそんな声が聞こえる。
「何や騒がしいな」
「おかしい。なんや？」
瞬間、ショッピは目を見開きここからは見えない参道の方角を見る。
「ゾムさんの声…！」
「……ッチ！」
皆が急いで参道へ向かうと、走って逃げて行ったであろう男達に置いて行かれたふたりの女が尻餅をついて怯えていた。
怯える目線の先にはじっと立ち尽くしているゾムがおり、悪鬼のような表情を浮かべ歯を剥き出しにしていた。
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味鈴(プロフ) - あいすみるくてぃーさん» ありがとうございます！好きに刺さったなら幸いです！気長にやっていきますのでよろしくお願い致します！ (6月5日 7時) (
レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
あいすみるくてぃー - 初コメ失礼します！めちゃめちゃ好きです！続き楽しみです♪ (6月4日 0時) (レス) @page10 id: 371807440b (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - 檸檬さん» わー！コメありがとうございます！気長にやっていきます！嬉しいです！ (6月3日 21時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (6月3日 20時) (レス) @page4 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴 | 作成日時：2023年6月2日 21時
