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ロボロは「跪いてどんな命令でも従える気分になる」
ショッピは「Aのためなら命を掛けられる」
今さっきの事でシャオロンは知らんがどちらもまるで、Aが神様になったかのような、恍惚とした瞳をしていた事をよく覚えている。
ふたりとも『Aのためならなんでもできる』という明確な意思が生まれていたことは確かや。
かくゆう俺にもそんな気持ちが生まれている。
でも同時に同じぐらい、思う。
「でも何か布を当てた方が…」
部屋を見渡すAの腕を引く。
起こしていた身体はそのまま倒れるように胸の中に収まった。
「コネシマ‥さん？」
強く抱き締める。
自分を落ち着かせるために。
揺らぐ支配欲を押し潰すように。
この手で囲って、誰にも見えないところに、分からないところに押し込めば、それは護ることに繋がるのでは？
そんな、物騒な思いに蓋をする。
「すまん、ちょっとこのままで頼む……今…余裕ないんや」
フーッと肩で息をしながら昂る気持ちを抑える。
空色の瞳は徐々に落ち着きを取り戻し、胸の中にいるAが傷ひとつなく無事でいることに安堵できるまでになった。
「…焦った…すまん、今離れるな」
「は、はい…」
Aを胸から離すと、顔を赤くしながら目を逸らしている。
そういえば、契約で致し方なくキスした時もこんなふうに頬を染めていた。
「こんなウブでかわええところあるのに、俺らにとっちゃバリ強い女なん、笑ってまうな」
「それとこれとは話が別です…」
抱き締めたせいかAの右の頬には自分の血がついてしまった。
親指で拭うが、それは広がるように伸びてしまう。
「完全契約で気持ちが昂ったみたいで、落ち着かせるのに時間が掛かった。起きて早々すまんな」
「いえ…」
身体は平気かと聞く。
「変わらず体調は悪いのでなんとも言えませんけど…今回の魔物からの外的損傷とかはないです…」
あぁせやった。
こいつ、体調崩しとったんやったな。
戦闘後の気絶ですっかり忘れていたが、早く水やタオルを準備してあげなければと立ちあがろうとする。
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味鈴(プロフ) - あいすみるくてぃーさん» ありがとうございます！好きに刺さったなら幸いです！気長にやっていきますのでよろしくお願い致します！ (6月5日 7時) (
レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
あいすみるくてぃー - 初コメ失礼します！めちゃめちゃ好きです！続き楽しみです♪ (6月4日 0時) (レス) @page10 id: 371807440b (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - 檸檬さん» わー！コメありがとうございます！気長にやっていきます！嬉しいです！ (6月3日 21時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (6月3日 20時) (レス) @page4 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴
| 作成日時：2023年6月2日 21時
