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・・・
激しい戦闘音が響く。
当然だ。
8体のアンドロイドが同時に戦っているのだから。
素早い身のこなしはもはや人間が付いていけるレベルではない。
敵アンドロイドはあの4人に任せ、Aは上官である男と睨み合っている。
「ほう、改造した警棒か。出力調整がついてるな？アンドロイドの電圧でも構わんぞ。やるなら殺しにくるつもりでやれ」
「……殺しません。捕らえますから」
ジリジリと距離を詰めながら睨み合うふたり。
Aが皆に提案した作戦は、簡潔に述べるのであれば『真実を知ってもらう』という言葉に尽きる。
戦っている様子はトントンとシャオロンがテレビ放送をジャックし生中継で流れている。
つまり、すでに上官である男の悪事はご丁寧に本人が説明してくれたことで全国民が知ることとなったというわけだ。
これで逃げも隠れもすることはできない。
国民は軍人が嫌いだ。
これを機に国民の軍への不満はさらに高まるだろう。
軍はきっと、責任を取るため必ず彼を捕える。
そして同時に、ここにいるアンドロイドがそれぞれ意思を持って『生きている』ということも伝えることができる。
乱戦の中時々、敵アンドロイドがAに向かって襲いかかってくるがAは一切動じなかった。
必ずあの4人が防いでくれると信じているからだ。
「君を今作戦に採用した理由の中には『理解してくれるかも』という可能性も僅かながらにあったんだがな」
「分かり合えませんよ。死人を蘇らせようなんて…」
Aは思い出す。
グルッペンを壊した…いや、殺したあの日のことを。
毎日毎日、夢であの光景を見た。
失ったものは……戻らないのだ。
「命は皆ひとつです。アンドロイドだって、人間だって…それが理解できない人とは分かり合えません」
「残念だよ」
男に警棒を振り上げた瞬間、右から敵アンドロイドがナイフを投げてきた。
咄嗟に間に入ったショッピがそのナイフを素手で受け止め、投げ返す。
ナイフは見事アンドロイドの心臓部に命中。
とどめを刺すため回し蹴りをしたショッピの踵がナイフの柄の先に当たり、コアまで押し込まれたことにより息絶えた。
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まめ - すごく面白かったです！次回作に期待まってます(*^^*) (4月30日 21時) (
レス) @page35 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - すごく面白かったです！次回作に期待まってます(*^^*) (4月30日 21時) (レス) @page35 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます。全て読ませて頂いております。お一人ずつお返事できずに申し訳ありません。次回作も更新致しましたら、どうぞよろしくお願いいたします。作品を見てくださり感謝を申し上げます。 (2月25日 23時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
がきんちょ(プロフ) - 完結おめでとうございます！前作も今作も読ませていただきました！味鈴さんの作品の世界観や設定等とても好きです(*´∇｀*)次回作、楽しみに待ってます！！ (2月19日 15時) (レス) @page35 id: e821c806fa (このIDを非表示/違反報告)
らて - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます！このような素晴らしい作品に出会えたこと、完結まで見届けられたことすごく嬉しく思います！設定から世界観、文章表現もとても素敵な作品だと思いました。何度も感情移入してしまいました…！次回作も楽しみにしています！ (2月12日 19時) (レス) id: ec622eb312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴
| 作成日時：2023年8月26日 20時
