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「今日Aねえちゃんは？」
「Aなら今………」
ロボロがそこまで言い終えたところで低いバイクのエンジン音が響く。
少年が事務所の表に出ると一直線にこちらに向かってくる大型バイクの姿が見えた。
「お！姉ちゃんだ！！」
「おーい！」と手を振る少年に気がついたのか、バイクの後ろに乗っていた女は大きく振り返す。
片手を離しバランスを崩しそうになったのを運転する前の男に注意されたのか苦笑いをしながら手を腰に戻していた。
事務所の前に止まったバイクを降りた女は「ありがとう」と微笑みながらヘルメットを取る。
運転していた男もフルフェイスのシールドを上に上げた。
「どういたしまして。私は近所に用事がありますのでここで失礼しますね」
「うん。ありがとうエミさん」
「お礼を言われるようなことは何も。それでは」
颯爽と走り出したエーミールの背中に手を振る女は少年の方に向き直る。
「またサボり？」と笑う女はいつもの優しい微笑みを浮かべていた。
「Aねぇちゃんこそどこ行ってたんだよ」
「私はアンドロイド同士の揉め事を解決しにね。まぁ大した内容ではなかったよ」
Aはこのアンドロイド保護地区で『自警団』として活動している。
世間はといえば彼女をジャンヌと呼ぶ者がいれば、混乱を作った魔女だと呼ぶ者もおり必然的にこのアンドロイド地区で生活することを余儀なくされた。
本人はそれで満足しているが、政府や軍もそこに「隔離」という状態でいてくれた方が管理しやすいのであろう。
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まめ - すごく面白かったです！次回作に期待まってます(*^^*) (4月30日 21時) (
レス) @page35 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - すごく面白かったです！次回作に期待まってます(*^^*) (4月30日 21時) (レス) @page35 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます。全て読ませて頂いております。お一人ずつお返事できずに申し訳ありません。次回作も更新致しましたら、どうぞよろしくお願いいたします。作品を見てくださり感謝を申し上げます。 (2月25日 23時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
がきんちょ(プロフ) - 完結おめでとうございます！前作も今作も読ませていただきました！味鈴さんの作品の世界観や設定等とても好きです(*´∇｀*)次回作、楽しみに待ってます！！ (2月19日 15時) (レス) @page35 id: e821c806fa (このIDを非表示/違反報告)
らて - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます！このような素晴らしい作品に出会えたこと、完結まで見届けられたことすごく嬉しく思います！設定から世界観、文章表現もとても素敵な作品だと思いました。何度も感情移入してしまいました…！次回作も楽しみにしています！ (2月12日 19時) (レス) id: ec622eb312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴
| 作成日時：2023年8月26日 20時
