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「謝ることなんて何ひとつない。むしろ俺は今少し楽しいぞ。自由に生きとるって感じがして」
ロボロはそう言いながら雑にAの髪を撫でると「Aをちゃんと休ませてやるんやで！」と3人に釘を刺し部屋を出て行った。
「ロボロの声うっさぁ…」
ひょこっと背中から顔を出したシャオロンはそのままAを抱きしめる。
「ほんまに優しい奴やAは…。言うたやろ？なぁんにも心配あらへんよ。急に世界は変わったりはせぇへん。これが始まりになるかも分からへん。でも俺らはそんな優しいAと一緒に居れるって事がまず何より、1番大事やねんから」
Aから離れると、テーブルの上に置いたマグを手に取り「部屋に戻るなぁ」とヒラヒラと手を振った。
それを見送ると大先生とコネシマも部屋の隅にあった椅子を持ち、テーブルを囲むように置く。
「どうせ目ぇ覚めて寝れへんのやろ」
「いや、俺らが起こしてしまった説は無い？」
ぶっきらぼうな言い方ではあるが心配するコネシマと、騒がしい自分たちのせいでAを起こしてしまったのではと眉を下げる大先生。
そして猫のように気持ちよさそうに目を細め膝の上に頭を乗せるチーノ。
Aはそんな3人を見て「仲がいいねぇ」と笑う。
3人分のマグカップを用意するため立ち上がり並べると、赤燃料を注ぐ。
ドロドロした液体がマグカップいっぱいに入ると、その水面にはAの顔が映る。
少し痩せたその表情で何を思っているかは本人にしかわからない。
「せっかくだから4人でトランプしようよ！」
振り向き、ニコッと笑ったAを見て、何かを察したのであろう。
3人は顔を見合わせる。
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まめ - すごく面白かったです！次回作に期待まってます(*^^*) (4月30日 21時) (
レス) @page35 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - すごく面白かったです！次回作に期待まってます(*^^*) (4月30日 21時) (レス) @page35 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます。全て読ませて頂いております。お一人ずつお返事できずに申し訳ありません。次回作も更新致しましたら、どうぞよろしくお願いいたします。作品を見てくださり感謝を申し上げます。 (2月25日 23時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
がきんちょ(プロフ) - 完結おめでとうございます！前作も今作も読ませていただきました！味鈴さんの作品の世界観や設定等とても好きです(*´∇｀*)次回作、楽しみに待ってます！！ (2月19日 15時) (レス) @page35 id: e821c806fa (このIDを非表示/違反報告)
らて - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます！このような素晴らしい作品に出会えたこと、完結まで見届けられたことすごく嬉しく思います！設定から世界観、文章表現もとても素敵な作品だと思いました。何度も感情移入してしまいました…！次回作も楽しみにしています！ (2月12日 19時) (レス) id: ec622eb312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴
| 作成日時：2023年8月26日 20時
