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「なぁ大将さんよ。俺らが何の作戦も無しにこんなところに呼び出したと思うか？」
そう言うコネシマの身体からは赤燃料が流れていた。
腕や足から流れるそれはやはり血のようだ。
「ならその作戦は失敗だな。軍へ行こうが、ここで待ち構えようが、私はお前達ごと揉み消す」
「ハッハ…ええねぇ、どんどん首絞めとるわ」
その言葉に、男はぴくりと片眉を上げる。
「軍人なんて、こんなもんやろなぁ。自分が良ければそれでええんやから」
ロボロはやれやれとわざとらしく大きく肩をすくめる。
そんな彼の身体も傷だらけで、肩から流れる赤燃料がポタポタと床に流れ落ちている。
「私が指令を出せば次のアンドロイドがここにやってくる。お前達はどんどん消耗するだけだ。大人しく破壊される方が楽でいいんじゃないのか？」
そう言って追加のアンドロイドをと端末を操作したところで、男がようやくその違和感に気が付いた。
大量に溜まった通知表示の中には『軍施設に一般人が雪崩れ込み暴動になっている』という不可解なメッセージが何件も並んでいた。
ネットを開き情報を整理しようとすると、生放送という動画が一件、見出しになっていた。
そこに映っていたのはまさに今、こうして端末を見つめている自分の姿であった。
「…くそ……くそっ！！くそくそくそ！！！」
噴き上げてくるような怒りを露わにした男は呼吸を荒くしAを睨み付けた。
初めて見た、男の怒りと動揺の混じった表情。
冷静に物事を語っていたあの男には見えないほど、我を忘れた怒りを表していた。
自分の状況を悟ったがもう遅い。
今更何を言ったところでなんの弁明にもならないだろう。
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まめ - すごく面白かったです！次回作に期待まってます(*^^*) (4月30日 21時) (
レス) @page35 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - すごく面白かったです！次回作に期待まってます(*^^*) (4月30日 21時) (レス) @page35 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます。全て読ませて頂いております。お一人ずつお返事できずに申し訳ありません。次回作も更新致しましたら、どうぞよろしくお願いいたします。作品を見てくださり感謝を申し上げます。 (2月25日 23時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
がきんちょ(プロフ) - 完結おめでとうございます！前作も今作も読ませていただきました！味鈴さんの作品の世界観や設定等とても好きです(*´∇｀*)次回作、楽しみに待ってます！！ (2月19日 15時) (レス) @page35 id: e821c806fa (このIDを非表示/違反報告)
らて - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます！このような素晴らしい作品に出会えたこと、完結まで見届けられたことすごく嬉しく思います！設定から世界観、文章表現もとても素敵な作品だと思いました。何度も感情移入してしまいました…！次回作も楽しみにしています！ (2月12日 19時) (レス) id: ec622eb312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴
| 作成日時：2023年8月26日 20時
