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｢ただいま帰りました〜、こうちゃんです｣
結局私が無理を言って半分荷物を分けてもらって、幾分か真っ直ぐ歩けるようになったこうちゃんさんに連れてこられたのは、【株式会社 QuizKnock】と書かれたプレートがはめ込まれたドアの前。
自分のことをこうちゃんと呼んだ彼の呼び掛けに応じるように、ドアの向こうからどたどたと足音が聞こえた。
｢んもー！遅いよこうちゃん！伊沢さん寝ちゃって…って、どなた？｣
がちゃんと開いたドアから覗いたのは、小柄なこうちゃんさんよりももっと小柄のかわいらしい男の人。
迫力のないお説教と一緒に、ぷんぷんという効果音が聞こえた気がした。
私を見て首を傾げる姿はさながら小動物のよう。
｢山本さんごめんなさい。ちょっとトラブルがあって。あとこの方、絢瀬さんです｣
｢こうちゃん、こんなこと言いたくないけど…｣
｢絢瀬さんは視聴者さんじゃないですよ、むしろ｣
山本さんと呼ばれた男の人に、こうちゃんさんがずいと近づく。なにやら耳打ちをしているようだった。
次第にその人の表情は明るくなっていく。
話が終わるや否や、私ににこりと笑いかけて、言った。
｢絢瀬さん、こうちゃんを助けてくださってありがとうございました。中で事情をお話するので、とりあえず入って頂いてもよろしいですか？｣
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夜子(プロフ) - わらべさん» わらべ様、初めまして。お読み頂きありがとうございます^^ そう言って頂けると更新のしがいがあります、嬉しいです。ぜひこれからも宜しくお願い致します。 (2021年4月20日 19時) (
レス) id: a4f711fe65 (このIDを非表示/違反報告)
わらべ(プロフ) - 初めまして。作品楽しく読ませていただきました！丁寧に練られたウイルスの設定が本当に面白くて…！これから先どうなるのか楽しみに待っております。 (2021年4月18日 22時) (レス) id: 34cdc8231e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜子 | 作成日時：2021年4月17日 14時
