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TH「着いた。」
地下の駐車場に入る。
「え…ここ？」
そこは、見るからに高級感溢れるマンション…
私、今日からここに住むの？！
TH「なにぼーっとしてんの？笑
さぁ、行くよ。」
駐車場から繋がる裏口のセキュリティを開けて中に入る。
TH「サセンが家の前にいたりするから気を付けて。
もしなんか聞かれても無視していいからね。」
オッパの顔が少し暗くなった。
近所で有名なやんちゃ少年だったオッパは、世界的に有名なアイドルになる代わりにたくさんのものを犠牲にしてきたのかなと考えると胸が苦しくなった。
エレベーターに乗り、押したのは最上階。
TH「ある程度生活できるくらいの家具は揃えておいたから。
困ったら俺の家隣だし、いつでも来てよ。」
渡されたのは鍵が２つついたTATAのキーホルダー
TH「こっちがAの家の鍵で、こっちが俺の家の鍵」
「合鍵なんていいの？」
TH「うん。俺、彼女いないし。」
恥ずかしそうに笑う姿は、年下の私から見ても可愛い。
続く
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作者名：おてて | 作成日時：2020年11月24日 1時
