19.不死鳥 ページ19
ｶﾞﾁｬｯ
中へと入っても、ダンブルドア校長は見当たらない
「クロウ、大丈夫？」
『えぇ、大丈夫よ、少しびっくりしちゃっただけ』
クロウは頭痛も治まり、ハリーに笑顔で答える
「ねぇ、クロウ」
『なに？』
「僕の組み分けって本当に正しかったのかなって…」
思い詰めた様な表情をするハリー
『スリザリンは嫌だったんでしょう？
それに、私はあなたが継承者だなんて思ってないわ
勇敢なハリーはグリフィンドールがお似合いよ』
「うん、クロウありがとう」
クロウが微笑みかけるとハリーも笑顔になる
「クロウ、あれは？」
赤い大型の鳥の様な魔法動物を指すハリー
『不死鳥よ、ハリー。ほら』
クロウがそう言うと不死鳥は炎に身を包み消えてしまう
「ハリー、クロウ」
ハリーがその様子に驚いていると頭上から呼ぶ声がする
『こんばんは、ダンブルドア校長』
「先生っ鳥が…‼︎」
笑顔で挨拶するクロウを他所にハリーは焦る
「フォークスのことかね」
そう言うと、ダンブルドアはﾁﾗﾘとクロウを見る
『フォークスは死なないわ、不死鳥だもの
死ぬ時が来ると炎となって燃え、
そしてまた、灰の中から蘇るのよ』
クロウの言葉に3人でその灰に視線を移す
ﾊﾟｻｯ
すると、灰の中から不死鳥の雛が出てくる
「美しい生き物じゃろう？」
そう3人で眺めていると扉がいきなり開く
ﾊﾞﾀﾝｯ
「ハリーじゃねぇ！魔法省の前で証言したって良い！」
ハグリッドだ
「ハグリッド落ち着け
わしも、クロウもハリーが誰かを襲うとは思っとらんよ」
その発言にハリーは安心した様な顔をする
「だ、だったら外で待ってます…」
そう言い、ハグリッドは出て行く―
「何かわしに言いたい事はあるかね、ハリー」
そう言い、ダンブルドア校長はハリーの目を見つめる
「何もありません」
ハリーはそう答える
「では、お行きなさい」
ダンブルドアはそう言い、ハリーを返す
『クロウ』
「はい、何でしょう」
残されたクロウを呼ぶダンブルドア
「君は本当に賢い子じゃの」
『光栄です』
開心術でクロウの記憶を見たのだろう、
ダンブルドアはクロウの頭を撫でる
「君の判断に任せる、ハリーを助けてやってくれんかね」
『えぇ、私の出来ることは最善を尽くします』
クロウはそう言い微笑む
「大変感謝しておるよ…クロウ
ほら、お行きなさい」
『では、また』
そう言い、クロウはフィデスと共に校長室を後にした―
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
