12.相談 ページ12
『じゃあ、パンジーよろしくね』
「任せて。いってらっしゃいクロウ」
夕食を済ませ、アミーをパンジーに任せて
クロウはグリフィンドールのテーブルへと向かう
「おや、珍しいお客が来たぞ」
「スリザリンのお姫様！」
フレッドとジョージがクロウに気付く
『こんばんは、二人共』
お姫様呼びはスルーするわね、とクロウ
「クロウ！」
ハーマイオニーがクロウに気付いて手を振る
『迎えに来たわ、ハーマイオニー
ハリー、ウィーズリー、ちょっと借りるわね』
「？うん、じゃあね」
ハリーが見送り、二人は図書室へ向かって行く―
図書室―
『秘密の部屋はホグワーツ創立者4人のうちの1人
サラザール・スリザリンによって作られたものよ
彼は時間と共に純血である事に固執し、
他の3人と対立してしまったの
そして、ホグワーツを去る前に
この城のどこかに部屋を作った、とされているわ
教員達が何度か捜索しても見つかることは無かったの
それに、その部屋には継承者のみが操る事の出来る
恐ろしい怪物がいるという噂もある
加え、彼は極度の純血主義だから…』
「マグル出身者が敵って事ね…」
理解が早くて助かるわ、とクロウ
「だから、テーブルまで迎えに来てくれたのね？」
『そうよ、アミーはマグルとスクイブの混血だから
心配でパンジーに任せてきたわ』
これからは1人きりにならないよう気をつけてね、とクロウ
『それで他に気になった事はある？』
「あの事件の前、ハリーが変な声が聞こえるって…
あと、蜘蛛がゾロゾロと移動してたのが印象的だったわ…」
ハーマイオニーは少し言いにくそうに聞いてくる
『ハリーに目を見られて
心が見透かされてるような感覚になった事は？』
「無いわね」
開心術の類では無い…とすると…と
クロウは何を話すべきで、何を話さないでおくかを考えていた
『そうね…私の中で幾つかアテがあるわ
でも、確信をまだ得られてないから伝えられないの
ただ、秘密の部屋はあると思うわ』
先生達の様子を見ればわかるわ、とクロウ
『それと、ハリーが
特定の動物と会話する様な事があったら教えて欲しいの』
「分かったわ」
そこまで話し、二人は図書室を出る―
『おやすみなさい、ハーマイオニー』
「ありがとう、クロウ。おやすみなさい」
クロウはハーマイオニーをグリフィンドール寮まで送って行く
彼女を一人にさせるのは危ない、と判断したからだ
『また、考え事が多くなりそうね』
そう言い、フィデスの頭を撫で寮へと戻って行った―
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
