33.秘密の部屋�� ページ33
ｽﾞｻｧｧ
「うわっ」
ハリーは転けてしまう
ﾊﾞｻｯ
襲われそうになった時、フォークスが飛んで来る
そして、残された片目を嘴で潰してしまう
ｷﾞｨｬｧ
バジリスクは鳴き声を上げる
「まだ音でお前が分かるぞ！」
ヴォルデモートの記憶が言う様に
実際、ハリーをまだ追いかけて来るバジリスク
そして、ハリーは配管の中を逃げ回り
石を投げ、別の方向へとバジリスクを誘導し
ジニーやクロウがいる場所へと戻ってきた
ﾊﾞｯ
「クロウ！起きて！君の力を貸して欲しいんだ！」
クロウを揺さぶり、起こそうとするハリー
彼女の知識ならバジリスクを倒せるかもしれない
『んっ…ハリー…？』
クロウはゆっくりと目を開ける
「クロウ！えっと、いきなりでごめんなんだけど
バジリスクを倒す方法は無いかな？」
片目は元から潰れてて、
片目はフォークスが潰したんだ、とハリー
ｽﾞｷﾝｯ
『ｯ…ちょっと待ってね、考えるわ』
ヴォルデモートの記憶が近くにいるせいなのか
クロウの頭痛は鈍器で頭を殴られている様な感覚になる
『あれは…』
「フォークスが運んで来てくれたんだ」
組み分け帽子だよ、とハリー
『ハリー、貴方ならあの帽子から
グリフィンドールの剣が出せる筈よ』
やってみて、とクロウは言う
ｷﾞｨｬｧｧ
バジリスクが戻ってきた
ハリーは急いで帽子の中へ手を入れる
すると、中から剣が現れる
『なるべく柔らかい所を刺すのよ！
外の皮膚は硬くて刃が通らないかもしれない！』
バジリスクから逃げる為、像へと登るハリーにクロウは叫ぶ
ｸﾞｲｯ
「君は何故、その力を使わない？
そして何故、僕は君の記憶がひとつしか見れないんだ？」
ヴォルデモートの記憶がクロウの顎を掴み、問いただす
『ｯ…知らないわ…それに私は貴方の心なんて読みたくない』
近寄って来るだけで割れそうなくらいの頭痛がする
悪意を持つ人の心なんて読みたくない、とクロウ
「君は聡明で優秀な魔女だ、僕と手を組もう」
『嫌よｯ』
そう言い、クロウは顎を掴んでいた手を振り解く
ｷﾞｨｬｧｧｧ‼︎
先程より大きな鳴き声を上げ、倒れていく
ハリーがバジリスクの喉から頭蓋を剣で突き刺したのだ
ﾌﾗｧｯ
『ハリー！』
クロウは頭を押さえながらハリーへと駆け寄る
ふらつくハリーの右腕からは
バジリスクの毒牙が刺さり、血が出ている―
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
