エピローグ ページ42
＿＿＿＿＿＿
「私達の関係はちょっとばかし不思議だ」
クルクルと、今日も自慢のブロンドの髪を弄っていると何時ものように怒鳴り声が聞こえてくる
「やっっっべ」
逃げようと窓を上げると、もう既に後ろに居たらしく、首根っこを掴まれる
書類君とはもう会いたくねぇよ………………、と呟くと、
Tn「書類君もAと会うの嫌やろ、サッサと済ませろや」
そう言って椅子に縛り付けられ、ペンを持たされる
あーあ、書類なんてやりたくないなぁ！
それでも、書類を終わらせるとご褒美にケーキをくれる
ケーキを食べ終わったら、私は部屋でロボロに貰ったすまほ？でゲームをする
でも暫くやっているとトントンに必ずスマホを取り上げられるんだ
Tn「一時間以上したら目ぇ悪くなるやろ」
そう言われ、ぶーぶー文句を言っていると、ゲームばかりちゃうくて俺も見ろや、と拗ねるトントン
そんなんばっかやって、目ぇ見えんくなって、俺のことも見えんくなんの嫌やからな？許せ。と言われるともうそれは可愛いとしか言いようがない
「かわい〜」
Tn「可愛いじゃなくてカッコいいって言われたいんやけど」
こんな会話も日常茶飯事
トントンの膝に乗って充電をしている時が一番幸せだ
ダメ人間にも、幸せはある
そう、この執事は主人に堕天使系おかんになるくせに、
何故かこのダメ人間の事が好きらしいです
ダメ人間と堕天使執事 fin
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作者名：油揚げ狐(神南人) | 作成日時：2020年9月15日 8時
