【D!】ダメ人間と堕天使執事【tn】 (ページ19)

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＿＿tn視点＿＿

Ut「グルちゃ～ん」

前と同じ、括れたスーツを着ている大先生は気持ち悪い声を出しながら此方に来た

Gr「久し振りだな、大先生。ところでトン氏がお怒りのようだゾ」

いきなり会話をパスされ、戸惑ったが、
グルさんの方を見ると俺の気持ちを見透かしたような目で大先生を見ていた

Ut「え、俺何かしt((tn「なぁ、大先生」ﾊｲｯ！！！」

ｶﾞｼｯと大先生の肩を掴む

Tn「お前、Aに何もしてへんやろうな？？？」

ｷﾞﾘｷﾞﾘと掴む力を強めていくと、痛い痛い！！！とこれまたきっしょい声を上げる

Gr「おお、トン氏が堕天してるんだゾ！」

嬉しそうに笑うグルさんに、アンタがやっていいって素振りしたんやろ、と心の中でツッコミを入れる

Tn「んで、大先生。遺言はあるか？？？」

Ut「ｽｩｰｰｰｰｰ、トントンさんが作ったコサージュ、Aちゃん着けてないんですね！」

顔を反らしながら大先生が吐いた言葉は俺の心臓に見事クリーンヒットし、何も言えなくなる

Gr「大先生、それは禁句やろ」

Ut「あっ、ふーん」

成る程な、とでも言うように此方に哀れみを含んだ目を向けられる。その目を潰してやろうか？？？

でも、確かにつけてないねん。

なんでや…………………、と頭を抱えながら呟くと、ドンマイ☆と言われた。よし、○す

グルさんと大先生に慰め(煽り)られていると違う場所からSOSが届いた

どうせゾムやろ、と思い眺めているとAがフラフラしてて今にも倒れそうな所が見えた

そんときの俺の反射速度はグルさん曰く、尋常じゃ無かったらしい

Aの居るところに駆け出して、倒れようとしたAを受け止める

顔はほんのり赤く、まだ意識があるのか、ぎゅー、と言いながら抱き着いてきた

一瞬、頭の中がショート回路になり掛けたが、Aが酒飲んだ！、という報告により、状況を理解する

どうせコイツの事や、ジュースと間違えてシャンパンか何かでも飲んだんやろ

取り敢えずAを背中におぶって、周りの使用人に指示を出す

Sha「アイツ完全におかんやん」

Kn「ホンマにおかんやん」

Tn「うっさいわ！おかんおかん言うとらんとお前らも動け！！！」

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