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Sha「A〜！久し振りやなぁ！」
いや〜大きなったなぁ！とマジマジと私を見ながらそう言うシャオさん
その姿は、相変わらず元気でポメラニアンみたいに見えてくる
「逆に縮んでるとでも思ったんですか？」
その言い方に少しイラッとして、また幼い扱いかよ、とでも言うように言葉を返してみる
Sha「いや？予想以上に大きなってたからな！それと、縮むのはロボロだけやでww」
向こうの方でゾムさんに身長弄りをされているロボロさんを見てシャオさんは言う
本当に性格も何もかも、変わっていない
変わらなさすぎて逆に怖い気もする
ゾムさんの方に言ってロボロさんの事を煽り散らかしてるシャオさんを見て思った
話す相手が居なくなり、また退屈になった
はぁ、とため息を吐いて飲み干したグラスを置く
最近、トントンが離れてからため息が多くなったなぁ
そう思いつつもまたため息を吐くと、後ろから声を掛けられる
今日はなんだか忙しい
まぁ、その方が退屈にならなくて済むのだが
後ろを振り返るとやはり、大先生がヘラヘラと笑いながら立っていて、少し不思議そうに、なんですか？、と聞いてみた
Ut「Aちゃんがため息とか珍しいなぁって思ってな、何か悩み事でもあるん？」
何時も濁って死んでいた目も、今では深く溺れてしまいそうな青色で、何もかもを見透かしている様に見えた
「悩み事って訳じゃないんですけど」
何だかモヤモヤするんですよね、
Ut「そっか、何でも話してみ、聞いたるで」
その声は聞いたことの無いくらい優しく、何でも話せる気がした
否、誰かに解決策を聞いてサッサとこの感情とおさらばしたかったのかもしれない
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作者名：油揚げ狐(神南人) | 作成日時：2020年9月15日 8時
