【D!】ダメ人間と堕天使執事【tn】 (ページ12)

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○ ページ12

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朝食を食べた。何時もより味が薄く感じたのは何故だろう

掃除をした。何時もより廊下が短く感じたのは何故だろう

書類をした。何時もより紅茶が冷たかったのは何故だろう

手伝いをした。何時もより感謝の言葉が嬉しく無かったのは何故だろう

本を読んだ。お気に入りの本なのに何時もより内容が面白くなかったのは何故だろう

気づけば夕方になっていた。

何時もよりやることが無くてつまらないのは何故だろう

庭で夕陽を眺めていると、声を掛けられた

　「あ、ひとらんらんさん」

Ht「ひとらんで良いよ。」

隣に座り、夕陽を見るひとらんら…………さん

Ht「で、何があったの」

トントンや兄様とはまた違う、その緋色の目が此方を見る

その瞳にはしっかり私の悩みが映っていて、

　「本当は分かってるんじゃないんですか？」

そう言ってしまった

Ht「ふははっwwそりゃあトントン見たら誰だって分かるわwww」

何が面白かったのかは分からない、という顔をしていると凄い変な顔してたよww、と言われた

そして、笑いが収まった後、立ち上がり、私に手を差し出したひとらんさんは面白そうに私の目を見てこう言った

Ht「そんな気に負わなくて良いんじゃない？」

トントンだってA様がきちんとする事、誰よりも喜んだんじゃないかな、

　「でも、本当にそうか、分からないし…………」

俯いて夕陽が当たった芝生を見る

嫌われたりしてるでしょ、優しいから言わないだけなんでしょ、

ねぇ、そうなんでしょ？トントン

それを見てひとらんさんがどんな顔をしているのかも、俯いているから、分からない

でも、そんな私の心境を察してか出きるだけ明るい声色で声を出してくれた

Ht「そうだなぁ…………まっ、取り敢えず気分転換に馬乗りに行こうよ」

昨日約束してたじゃん？

コクリと頷くと、ほら、行こう、と手を引かれる

馬小屋に着いたときには、暗い気持ちが無くなっていた

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こんな感じか？ひとらんらんさんって

口調が可笑しいと思った方はすみません！