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戦闘から数時間が経った｡
長官は私､キャプテン､トニーとヒルを会議室に招集した｡
ﾆｯｸ「コールソンの上着にこれが入ってた｡サインはもらえなかったようだな｡」
長官はそう言いながら血の染みたキャプテンのトレーディングカードをテーブルに投げ置いた｡
何枚も乱雑に広がり､そのうちの1枚を手に取り見つめているスティーブ｡
ﾆｯｸ「もう為す術がない｡通信は不能､キューブの在り処もわからない｡バナーも､ソーも…情報は何もない｡大事な右腕も失った｡私のせいかもな｡」
戦闘後すぐに私の耳にも入ってきた1番の情報は､コールソンの死､だった｡
ヒルに聞いた話によると彼は勇敢にロキに立ち向かった｡
ロキの逃亡を阻止すべく､たった1人で戦った｡
それを聞いた時､なんだか目の前が暗くなった｡
自分でも止められないくらい涙が出てきた｡
コールソンと会った時を覚えている｡
彼が私をここに導いてくれた｡
私がここにいられるように手配してくれた｡
キャプテンが大好きで､頭の回転が早く､親身だった｡
彼が｡
声も上げず泣いている私の肩をヒルが抱き寄せてくれた｡
ﾆｯｸ「我々が彼らを必要とした時に力を合わせてくれるかを見たかった｡これまで決して敵わなかった相手と戦うために｡
フィル・コールソンはそれを信じたまま死んだ｡ヒーローを…」
話が遮られたのは､トニーが突然立ち上がったからだ｡
長官はトニーが何か発言をするのかと待つが､トニーは何も言わず､しばらく止まると会議室を後にした｡
ﾆｯｸ「…ヒーローなど､古臭い考えだがな｡」
長官が言うと､重苦しい沈黙が私たちを包んだ｡
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siriusu(プロフ) - 面白かったです！続きが気になるのでもし時間があったら更新頑張ってください！ (2021年8月14日 12時) (
レス) id: 13d54f4ebe (このIDを非表示/違反報告)
kokurou6(プロフ) - とてもお話面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2021年7月23日 12時) (レス) id: f57eb3d90a (このIDを非表示/違反報告)
て(プロフ) - 続きが気になります！とってもおもしろいです！！ (2020年10月26日 12時) (レス) id: 77fe71636d (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - 続きがすごく気になります！更新お待ちしてます！！ (2020年6月11日 7時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます!!続きは近いうちに更新致しますので､それまで楽しみに待ってくださると嬉しいです!! (2020年3月6日 14時) (レス) id: 756c443a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん x他1人 | 作成日時：2020年2月9日 1時
