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ナターシャが腕を組み直し､再びロキを見つめる｡
ﾅﾀ「それで??バートンに何をしたの」
ﾛｷ「視野を広げてやっただけさ」
ﾅﾀ「あなたが勝って王様になったら､彼はどうなるの??」
ふとロキが私に目を移した｡
口の端がすこし上がったような気がするのは気のせいだろうか｡
ﾛｷ「それは愛か??エージェント・ロマノフ」
ﾅﾀ「子供じゃないのよ､借りがあるだけ｡」
ﾛｷ「話してみろ｡」
ﾅﾀ「シールド加入前の私は特殊なスキルで…まぁ､有名だったの｡
誰のどんな依頼でも受けてたから､シールドに目をつけられて｡バートンは私を殺 しに送り込まれたけど､そうしなかった｡」
そう話してる時のナターシャの瞳は昔を懐かしむ､穏やかな目をしていた｡
シールド加入前の彼女はどんな風に有名だったのだろう??
あとでコールソンにでも聞いてみようかな｡
そんな風に頭を回転させてたからいつの間にか二人の会話が耳に入っては抜け､流れていたようだ｡
ロキの大声で意識が戻る｡
ﾛｷ「…浅ましい!!
お前は嘘をつき人を殺 す｡嘘つきな殺 人集団のために｡一歩引いたふうを装って行いを正当化し､罪悪感から逃れている｡だが罪はお前の一部で､永遠に消えはしない｡」
ここでロキは落ち着きを取り戻したかのように､ガラスについていた腕を下げた｡
こんなに人が大声を出すのは初めてだ｡
トニーは怒ることはあってもこんな大声を出すような人じゃない｡
まぁ､他の人になら分からないが…｡
ﾛｷ「バートンは生かしておいてやる､奴にお前を始末させるまではな｡ゆっくりと､弄びながら､あらゆる恐怖を味わわせてやる｡その後でバートンがお前に何をしたか見せ､悲鳴を上げたら頭蓋骨を割いてやる｡
これが返事だ｡愚かな女め｡」
突然ナターシャがロキから顔を背けるように後ろを向く｡
横目で見る限り､涙を浮かべているようだ｡
声をできるだけ抑えてナターシャが口を開いた｡
ﾅﾀ「あなたは怪物よ｡」
ﾛｷ「いいや､怪物はお前が連れてきただろう｡」
ﾅﾀ「…そう､バナーなの｡それが狙いね｡」
ナターシャが涙を引っ込め､口元に笑みを浮かべる｡
これにはロキも声色から感じ取ったはずだ｡
さっきまで余裕そうにしていた顔が歪められている｡
ﾛｷ「なんだと??」
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siriusu(プロフ) - 面白かったです！続きが気になるのでもし時間があったら更新頑張ってください！ (2021年8月14日 12時) (
レス) id: 13d54f4ebe (このIDを非表示/違反報告)
kokurou6(プロフ) - とてもお話面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2021年7月23日 12時) (レス) id: f57eb3d90a (このIDを非表示/違反報告)
て(プロフ) - 続きが気になります！とってもおもしろいです！！ (2020年10月26日 12時) (レス) id: 77fe71636d (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - 続きがすごく気になります！更新お待ちしてます！！ (2020年6月11日 7時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます!!続きは近いうちに更新致しますので､それまで楽しみに待ってくださると嬉しいです!! (2020年3月6日 14時) (レス) id: 756c443a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん x他1人 | 作成日時：2020年2月9日 1時
