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修学旅行 ページ5

『コネシマさんどうしたんですか!』

この人はコネシマさん
兄の幼なじみだ

家庭事情が似てる事から
兄が女を
お母さんが男を連れ込んだ時に
よく家にお邪魔していた

ちなみに自分の初恋の相手でもある

「大荷物でも持って家出か?」
『違いますよこれから修学旅行なんです!』

「修学旅行か気ぃつけてな担任があぁでも一用女やけんなまぁ強いし大丈夫やとおもうが」

『はい!お土産楽しみにしててくださいね!』

「おぉじゃあこれから仕事やからじゃあな」

『じゃあお気を付けて!!』

コネシマさんに会うと
何時も固まっている表情筋も緩くなる

最初のころシャオロンとかが驚きで固まっていたが
まぁ慣れてもらうしかない


いい事もあり心做しか明るい気持ちで
集合場所に向かった

電車の席は一人余るので

私が
ハリウッド女優見たいな格好していたら
烏間先生に寝巻きに着替えさせられた
哀れなビッチ先生の隣に座った

「なんかあんたにすごいバカにされた気がしたんだけど」

『気のせいでは無いでしょうか』

「あんたこんな美女が隣に居るのに何か聞きたいことないのほら美容の秘訣とか」

『ビッチは嫌いなんで』

「何ですって!他のガキとは違って大人しい良い奴だと思ってたけど……やっぱ嫌いよあんた!!」

『…本読んでるんですけど』

「キィーだいたいあんたいっつも何読んでんのよ!」
「あのタコの暗殺もあんただけ全くしないし!!」

聞き出したいのは後者だな

グルッぺんにアイツの弱点とか調べろって言われてるが
そんなこと言えないし

『殺したくないから暗殺嫌いなんですよ』
嘘ではない
殺すことをどうとは思わないが
止まらなくなったら厄介だからな
『あと読んでた本はこれです』

【蟹工船】

「カニこうせん?」
『あなたには分からないと思いますよ』

「……!それどう言う意味よ!!」

電車中烏間先生が止めに来るまで
ずっと隣で何か言ってたが

本を読んでいたので話を聞いてなかった。

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作者名:モチ作 | 作者ホームページ:http://AA96  
作成日時:2021年4月3日 21時

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