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『光くん！おはよっ！』
朝、学校の校門の前で茶色の少し寝癖のついた気だるそうに歩く男子に挨拶をする。
光「……。」
けど、彼からは予想通り無反応。
まるで、私から話しかけられなかった見たいに素通りする。
一切私の姿を目にも入れず。
『くっそー…』
こんなことは高校に入学してからこの3ヶ月ずっと続いてる。
まあ、私が一方的なだけなんだけど…。
でも、めげずに無視されてもこうやって光くんのあとを追いかける私は
ほんとに折れ知らずってね
あ、ちなみに光くんって言うのは
八乙女光くん。
高校の入学式でなんかビビっと来て友達になりたいってずっと思ってるけど…
まあ、この有様よね…。
同じクラスに加え、席は隣同士。
いくらでも仲良くなれるって思ってたあの3ヶ月前が恋しい…
薮「よっ光。」
へこたれず光くんの横を堂々と歩いていると
そこに光くんの肩をトンっと叩いて話しかける長身の男子。
光「よっ薮。」
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作者名：かれん | 作成日時：2020年9月24日 22時
