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「ん...」
「お、起きたか藍沢」
「御幸先輩...」
記憶が曖昧だが、自分は倒れたのだろう。
そんな風に、まだ回らない頭を回転させ、現状を把握したAは、まだ重たい瞼の下の瞳が御幸のにやついた顔をとらえた。
「...何ですか」
「やっぱりお前は楽しそうに野球するな〜って思ってな」
「まぁ現に楽しいですからね」
「それにしてもあの状況で笑っているとか、さすがだわ」
と笑だした御幸。
そんな御幸にAは口を尖らせて、
「あんまり人のこと言えないですよね、御幸先輩いつもにやついていますし」
と言ったため、御幸は笑ながらうるせー、とAの髪の毛を乱暴に撫でた。
笑いが止まり、落ち着いた御幸はさてと、と立ち上がる。
「じゃあお前も起きたことだし、俺はシャワー浴びてくるかな」
「あ、いってらっしゃい」
ドアを開けようとした体制で止まった御幸は振り替えってニッと口角を上げた。
「お前も来いよ」
.
「俺が洗ってやる」
そう言った御幸にAの顔はひきつる。
そんなAを見てニシシと笑った御幸はAを無理矢理鏡の前に座らせ、シャンプーを手に取る。
「痛い痛い痛い！！爪たてないでください！！」
Aが叫んでもお構いなしの様子で、
「お前の髪ってマジで藍色だよな。名前のまんま」
めずらし〜なんて言っている御幸に
「俺の知り合いにそういうやつ沢山いますよ」
と拗ねたようにAは言ってやった。
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グリム(プロフ) - 最っ高におもしろくて凄くはまりました。更新待ってます。 (2023年3月21日 9時) (
レス) id: 66f712e8a8 (このIDを非表示/違反報告)
海遊良(プロフ) - もう続きはないのかもしれませんが、更新待ってます (2020年1月3日 10時) (レス) id: b718c21f60 (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - 更新待ってます！ (2019年2月24日 8時) (レス) id: ca37833d14 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - 頑張ってください。続き楽しみにしています。 (2017年11月6日 23時) (レス) id: 347852fa7e (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 更新お願いします……。いや、ほんと、マジで。続きが早く読みたいです更新停止中ってなんですか！中途半端過ぎですよ〜！読みたい読みたい読みたい読ませろ読みたい読ませて読みたい…… (2017年4月3日 11時) (レス) id: 9d198da762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トリ x他1人 | 作成日時：2016年2月20日 8時
