ひぃ ページ2
いつも通りの朝、いつも通りの学校
いつも通りの通学路、いつも通りの音楽…
だけど一つだけ違う。私の幼馴染がいない
大切な大切な、幼馴染の景山澪奈がいない
これ以上深く考えると、呼吸困難起こしちゃうかもしれないから辞めておくけど
「ねーぇ、さくらちゃん。なんで私を撮ってんのかな？」
「えっ…何か……エモかったから…？」
「っはは、何それ。澪奈にも言ってたよね
てか、エモいって何？」
「うーん…私もよくわからない」
「わかんないんかい！w」
そんなことを話しながら学校へ向かう
──学校に着いて、廊下を歩いているとなにやら物が落ちる音がした
私とさくらは不思議に思い見に行ってみると、柊先生がダンボールをぶちまけてた
「おー、派手に落としましたね。柊先生」
私とさくらは拾うのを手伝おうとしたけれど遅刻するぞ、と先生に言われてさくらは歩いていった
が、私が居ないのに気づいて後ろを振り向いた
「おぁっ…あっ、さくらー、先行っててー！
なるべく送れないようにするさー」
「わ、わかった…」
そう言って教室へと向かったさくら。
「やぁやぁおはよう！愛しの柊先生！ちゅっちゅっ」
「やめろ。…と言うか、お前も早く行った方がいいんじゃないか？遅刻するぞ」
「いやぁー、私遅刻常習犯だし？今更遅「ドヤ顔するな」…へーい。
あ、でもこのダンボールは拾うよ！大変そうだし！」
私がそう言って、ﾌﾝﾇｩｰｰｯﾊｧｰｰｯ、と謎の掛け声と共にダンボールを積み上げていたらクスッと笑う声が聞こえた
「ﾃﾞｪｳｯ!?ちょっ、柊先生笑った!!?シャッターチャンス逃したぁー！」
顔に両手を当てて天に仰ぐポーズをしてスマホ片手に先生を撮る
消せ、と言われたが絶対消さない。消してたまるかぁ!!
「はいはい。全部拾い終わったな。
…ありがとうな、高瀬」
そう言って柊先生は私の頭をポンポンと撫でた
「ｴﾍｪｰ…????(思考停止)」
「早く行かないとー…何かするぞー」
「何か!?何かって何!?
逆に怖いから先行くね柊先生ラブチュッチュ!!」
と言って、ウィンクをして投げキッスをする
「だからやめろって」
でも払われた
悲しい…
でもそんな冷たい先生も私好きよｯｯｯ!!!!
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作者名：まめふく | 作成日時：2019年1月30日 20時
