運命の人なんてもん… (ページ4)

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あれから、ハルさんと別れてバイト先に行った。

バイト中だったから、余計なことを考えなくて済む。

とか、思ってた

店「Aちゃん、悪いんだけどハルさんのとこに持って行ってくれない？」

…＂これ＂とは、ハルさんしか頼まない
コーヒーとうちが考えたこの店の看板メニューのハンバーガー

『…なんで、毎回私なんですか？
澪(みお)さんとか居ますよね？』

澪「それが、私が行ったらAちゃんじゃないと受け取らない！！って言って、受け取ってくれなかったのよ」

『そうなんですか？
ハルさん、澪さんみたいな美人さんなら絶対受け取ってくれると思ったんですけどね』

店「しかも、ハルさんAちゃんご指名だから、行ってらっしゃい」

そう言って、渡された(強制的に)物を持って背中を押されて外に出た

あぁ、行くしかないじゃん

グチグチしててもしょうがないか。

♡

『ハルさーん』

ハ「おぉ、ようやく来た」

『…はい、2.500円です！』

ハ「なぁに、怒ってんの？」

怒ってますよ！！

って言いたいけど、そんなこと言ったらハルさんめんどくさいことになるから言わないけど。

『別に、怒ってないですよ』

ハ「絶対、嘘だ。
嘘つく子は、嫌いだな？」

『…ほんとに怒ってないですから』

ハ「…ふぅん」

え、いつもはもっと強引にきいてくるのに、
今日は聞いてこない。

『…じゃあ、店戻りますからね』

ハ「あ、A。」

『なんですか？』

ハ「今日、バイト何時まで？」

『19時30分、ですけど』

ハ「ん。分かった。迎え行くから、店にいてよ？」

『え、なんで？』

ハ「いいからいいから！」

…これもまた、強引に背中を押して外に出されました。

♡

19時30分

『お疲れ様でした～』

店「お疲れ～」

ハルさんに待ってろって言われたけど…

澪「あれ、Aちゃん今日19時30分までだよね？」

『澪さん、お疲れ様です！そうなんです、19時30分までです』

澪「あ、もしかしてハルさんに待ってろって言われた？」

『はい、言われました。』

澪「やっぱりねぇ」

えぇ、何、なんか澪さん知ってるの？？

え、何。教えて欲しいんだけど。

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