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貴方side
貴「んー……」
目が覚めると、白い天井と見慣れない白いベッド
そして、ベッドの周りで寝ている兄たちがいた。
リュウジ兄、修也兄だけじゃなくて
他にも兄たちが何故かいた。
冬花「おはよう、Aちゃん^^体は大丈夫？」
貴「冬姉。…なんでこんなに兄たちいるの？」
冬花「Aちゃんが全然目を覚まさないものだから、心配でみんな泊まり込みよ(ふふっ」
貴「まじ？私どれくらい寝てたの？」
冬花「2日くらいかしら、今先生呼んでくるわね。検査して何も無ければ退院出来るわ」
冬姉はカーテンをあけて、
私をｷﾞｭｯと抱きしめた。
冬花「何も出来なくてごめんなさい…みんなに頼ってばかりで、Aちゃんに何もしてあげられてない」
看護師の仕事が忙しかった冬姉とは、フィフスセクターを抜けてから太陽のお見舞いの時にやっとちゃんと会えたんだ
今まではコソコソしてたから…なんかこうして冬姉の抱きしめられるの
懐かしくていい！！
冬花「これからは会う度にエネルギー補給しなきゃね^^」
貴「Aも冬姉にｷﾞｭｯてしてもらいたいから、見つけたら飛びついてあげる！」
冬花「嬉しい！あ、でも太陽くんが嫉妬しちゃうかも」
貴「それなら太陽にも同じことしてあげるから大丈夫！」
冬花「ふふっ…あんまりいじめちゃダメよ？」
貴「？？」
冬姉は大人しく待っててね、と笑って病室を出ていった。
太陽のこといじめてないけどな？
いじめたことなんて一回もないわ！
貴「てか…この状況すごいw」
私のベッドに頭を載せて寝てるリュウジ兄とシロ兄
椅子やソファに座って腕を組んだまま寝てる修也兄
壁によりかかって寝てる明王兄、一兄、虎丸兄
ソファでお互いに寄りかかって寝てる春姉、夏姉、秋姉
地面で胡座をかいて寝ている壁兄、サク兄(佐久間)、
貴「みんな相変わらずうちの事好きすぎじゃん」
ヒロト「当然でしょ、俺たちはAのお兄ちゃんなんだから」
貴「！？ヒロト兄！」
みんなを見渡していたら、ヒロト兄がビニール袋を持って入ってきた。
目の下には大きなくまを作って…
ヒロト「おはよう、A^^」
ヒロト兄は安心したのか私の上に倒れ込み、気づけば寝息を立てていた。
貴「私もだーいすきだよ、にぃ…」
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月21日 3時
