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貴方side
守兄が居なくなった。
守兄が隣に居ない。
受け入れられない。
受け入れたくない…！！
貴「守兄が居ないなんてやだ！！！」
信じられない。
信じたくない。
貴「私なら守兄を助けられた！！
私は強いの！！！あんな奴ら1人ならぶっ飛ばせるの！！！」
守兄は最後に私を怒ったの。
“言うこと聞け”なんて……
守兄はいつだって“お前のやりたいようにやってみろ”って。
初めて言われたよ…“言うこと聞け”なんてさ…。
貴「あんたたちにとってはただの監督でも！！
私にとっては大事な…！！
大事な…この世界で1番失いたくない家族なの！！！！
あんたたちが私の手を掴まなきゃ…！！！私は…！！！！」
これが最後だったらどうしよう…？
もう一生会えなかったら…？
私は…どうに守兄にありがとうを言えばいの？
私は…どうやってサッカーすればいい？
1番居なくならないで欲しかったｯ…
1番そばにいて欲しかった…！
剣城「A…」
貴「守兄…ｯ…会いたいよぉｯ！！守兄ぃｯ…！！」
剣城「……」ｷﾞｭｯ
貴「離れちゃやだよォｯ…！！寂しいよォｯ…守兄ぃ…！！」
苦しかった。
辛い。
守兄が居ない事が私には重すぎる…
大切な家族が欠けてしまった現実が…
胸をぎゅっとしめつける。
誰にも埋められない
埋めることなんて出来ない…
……かもしれない
剣城「A…大丈夫だ…必ず取り戻す」
松風「A、…泣かないで！きっと大丈夫だよ！」
西園「そうだよA！円堂監督なら大丈夫」
錦「そうぜよ！無事を俺たちが信じんで誰が信じるんじゃ！」
神童「約束だ、必ず取り戻そう。円堂監督もサッカーも…な？A」
雷門のみんななら埋めてくれるかも…って
思っちゃうんだ。
だから、私の心も全部さらけ出したいの
もう演技もしない嘘もつかない
貴「うわぁぁぁぁあん(泣」
みんなには素の私を見ていて欲しいから。
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月21日 3時
