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豪炎寺side
冬花「みんな！起きてｯ…大変よ！！」
冬花の声で俺たちは目を覚ます
冬花「Aちゃんが居ないの！！！」
豪炎寺「！？」
緑川「そんな！なぜ！？」
不動「おい、まさか…豪炎寺の言っていたエルドラドって奴らに攫われたんじゃねえよな？」
豪炎寺「……」
花をいけていた花瓶は割れていて、
窓のガラスも割れ、部屋はぐちゃぐちゃだった。
吹雪「僕らが寝ている間にAちゃんを攫うなんてｯ…！！」
壁山「これからどうしたらいいんすか？！Aちゃんはどこに行ったんすか！！」
佐久間「未来に連れていかれたんじゃ俺達にはどうにもできないぞ…！！」
虎丸「ど、どうしましょう！！！豪炎寺さん！」
豪炎寺「…Aはおそらく自ら俺たちから離れたのだろう…」
夏未「それはどういうことかしら…？」
風丸「そうだとしたら、一体なぜ俺たちから離れる必要がある？」
ずっと考えていた。
Aの力が開放されたその後のことを…
ヒロト「力の制御ができていないから…そうだよね、豪炎寺くん」
豪炎寺「あぁ…おそらくな」
俺たちは2日前、Aの力を解放させることに成功し
Aはその力を掌握して見せた。
だが、その結果体に大きな負担をかけることになって2日間眠り続けることになってしまった…。
俺は考えていたはずだ…
力を解放して、すぐにコントロールができるようにはならない可能性を。
豪炎寺「Aの中に眠る“本当の力”が目覚め始めた…
この部屋が力をコントロールできていない何よりの証拠だ」
支援者Xの言っていたAの“本当の力”
ゴッドエデンの伝説に関係するそれは…
Aにはまだ背負いきれないほど大きいのだ。
木野「Aちゃんはこれからどうなるの…？」
力が暴走してしまえば、この街を破壊しかねない…
最悪、Aは自我を失うことになる。
そうなってしまえば…円堂を助け出すこともサッカーを取り戻すことも一生叶うことは無い。
それでは意味が無い…
豪炎寺「なんとしてもAを見つけだす」
＿＿ヴィーナスを覚醒させるんだ…彼女の愛が全てを救う鍵となる＿＿
支援者Xが託した想い
俺は無駄にする訳には行かない。
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月21日 3時
