検索窓
今日:54 hit、昨日:100 hit、合計:41,417 hit

episode38 ページ39

コナンside






俺は事件後、病室の前で水望刑事が来るのを待っていた。




なんで水望刑事は俺を事情聴取の現場にいれた?

なんで、捜査の経過や…犯人の手口のヒントを、俺に?




別に怖い感じはしなかった…


ただ、まるで俺を試しているようなことばかり


あの花見の事件の時のように…水望刑事ならすぐに犯人を捕まえられたはずなのに
わざわざ俺に推理させようとしていた気がするんだ。






コナン「水望刑事、どうして僕に助言なんてしてくれたの?」



貴「あぁその事か」



コナン「……」



貴「深い理由は無いよ。ただ…君が将来有能な刑事になるかもしれないと思ったら、手を出したくなってしまっただけだよ」



コナン「…そ、そう」





マイペースで女が好きで気まぐれに事件現場に現れるって高木刑事から聞いて
そんな仕事に熱意ある人じゃないと思ってたけど

…そうじゃないのかな






貴「それに…君は何か大きなものと戦っている気がしてね。

俺と同じかと思ったんだ」





水望刑事の言葉に俺はハッとした。




なにか大きなもの…?




そう言われて思い浮かんだのは…俺の体を薬で幼児化させたあの組織


黒ずくめの組織。







貴「……俺はとある国際的犯罪組織を追っている。その組織のカラーは(ブラック)

未だに謎ばかりだが分かっているのは…奴らのコードネームが酒の名前だということ」



コナン「!?」






間違いねえ!!

水望刑事が追っているというのは
黒ずくめの組織のことだ。





貴「君もそうなんだろう?……コナンくん」



コナン「…他に一緒に追ってる人はいるの?」



貴「いや、俺1人だ。他の刑事たちは組織があることすら知らないだろうな」



コナン「…どうして言わないの?」



貴「…君なら分かるだろう?奴らはいつでも闇の中だ。表立って捜査した所で捕まるはずもない…だから俺は1人で捜査をしてる

だが1人では限界がある…君の力を貸してほしい」





差し出された手は震えていた。



水望刑事は、黒ずくめの組織に友人を奪われた

誰にも同じ想いをさせない為に1人で追いかけてきたんだと話してくれた。






貴「俺の連絡先だ、いつでも連絡してくるといい」



コナン「水望刑事って意外と熱い刑事さんだったんだね」



貴「フッ…おかげで毎日寝不足でね」



コナン「僕も心強いよ。よろしくね、水望刑事」



貴「Aでいいよ、コナンくん」

episode39→←episode37



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
174人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫まる(プロフ) - まいかさん» ありコメありがとうございます!なるはやで作成します!! (5月26日 4時) (レス) id: a3fc242239 (このIDを非表示/違反報告)
まいか(プロフ) - 小説の続き読めるの楽しみにまってます! (5月18日 16時) (レス) @page50 id: b41f0359ae (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - 翼さん» ありがとうございます!そのお言葉通り精一杯更新させていただきます! (2023年4月16日 16時) (レス) id: a3fc242239 (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - マグさん» ありがとうございます!!これからもぜひよろしくお願いします! (2023年4月16日 16時) (レス) id: a3fc242239 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。頑張って下さい (2023年4月16日 7時) (レス) @page26 id: aab66ad71f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:猫まる | 作者ホームページ:   
作成日時:2022年5月6日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。