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episode31 ページ32

安室side







僕は喫茶ポアロのバイトを終えてある部屋に来ていた

ここからの僕は安室透ではなく

コードネーム、バーボン



こんな普通のマンションの部屋に呼び出されたのは初めてだ





ジン「遅かったな…バーボン」



バーボン「すみません、バイトが少し長引きまして」



ウォッカ「今日は重要な話があるっつーんだ、しっかりしてくれよなバーボン」



バーボン「ええ」



キャンティ「それで?!あたいらを集めたソイツは一体いつくんだい?!ジン!」



コルン「呼び出したやつ、俺たち、知らない」



ジン「そいつはもう来ているぜ」



ベルモット「……」



キール「何言ってるの?この部屋には私たち以外…」






呼び出されたこの部屋には

僕以外に、キール、キャンティ、コルン、ウォッカ、ジン

そしてベルモット



他に気配なんて……






「あはは、本当にみんな鈍いなぁ。

ボクははじめっからここにいるじゃあないか」



バーボン「!!」






真後ろから聞こえた声に振り返ると


そこにはピエロの仮面をつけた薄桃色の髪の人が


僕の背後に立っている。





人の気配はなかった…

この僕が背後を取られるなんて…


ありえない。






ジン「…」



「やあ、ジン。顔を合わせるのは10年ぶりですかね」



ジン「相変わらず目障りな仮面をつけていやがる」



「気に入っているんですよ、この仮面」



ジン「その声も気に入らねえ」





声は変声機を使用し、機械的な声
口調は女のような柔らかいように聞こえる


体格も女のように華奢だが
少し男のような筋肉の付き方をしているようにも見える

女のようだが男のような…




ジンとは10年前から面識がある…

しかし、ほかのメンバーとは面識が無いようだ。
こんなメンバーがいたとは…





「みんな座っておくれよ…さあ、バーボンも」



バーボン「……いえ、僕はここで」



「そうかい?ボクは君が1番好きでさ…バーボン、ライ、スコッチ…この3つのお酒はいくら飲んでも飽きないんだ」



バーボン「………」



「雑談はここまでにして、早速ある作戦について話をしよう」





ピエロは僕の肩に手を置いた



かすかにその手からは…鉄の匂いがしていた。

血の匂いだ…




淡々と次の作戦について話しているその様子から

そいつは人を殺し慣れている事がよく分かった。




何者なのか…分からないが

この組織の中ではかなり権限を持っているように思えた。

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猫まる(プロフ) - まいかさん» ありコメありがとうございます!なるはやで作成します!! (5月26日 4時) (レス) id: a3fc242239 (このIDを非表示/違反報告)
まいか(プロフ) - 小説の続き読めるの楽しみにまってます! (5月18日 16時) (レス) @page50 id: b41f0359ae (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - 翼さん» ありがとうございます!そのお言葉通り精一杯更新させていただきます! (2023年4月16日 16時) (レス) id: a3fc242239 (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - マグさん» ありがとうございます!!これからもぜひよろしくお願いします! (2023年4月16日 16時) (レス) id: a3fc242239 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。頑張って下さい (2023年4月16日 7時) (レス) @page26 id: aab66ad71f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫まる | 作者ホームページ:   
作成日時:2022年5月6日 3時

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