【名探偵コナン】美人スパイは警察の仮面を被る。【男主】

episode23 ページ24

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貴「周りの住民は？」



佐藤「このアパートは1年後に取り壊される予定で、老夫婦が住んでいるんですけど…ただその老夫婦は事件当時はお孫さんの家に行っていて」



貴「その部屋に時計は？」



佐藤「時計？……いえ、ひとつも無いです」



貴「ﾌｯ…大方の殺害の流れは読めた」



佐藤「本当ですか？！？」



貴「あぁそれじゃあ切るよ、俺はもう少し寝たいから」



佐藤「ちょっとさっきのどういう意味なの！？」



貴「頑張ってね佐藤ちゃん(ﾌﾞﾁｯ」







大丈夫だよ、佐藤ちゃん


俺がこんなとこから推理するより、その現場には小さな名探偵がいるんだから。



そうだよなぁ、江戸川コナンくん？







貴「彼がいるなら、俺も現場行けばよかったなぁ」






彼にはすごい興味がある。


難事件を解決する探偵、眠りの小五郎の家に居候している少年で
事件現場にまいど現れる。


先日、あの花見の事件の時も。



目暮警部や白鳥警部、高木や佐藤ちゃん、千葉

みんなが死神と影で呼んでいる。



彼や毛利小五郎がいつも事件に居合わせることからね。





ぜひ、俺もその死神っぷりを感じたいものだなぁ






俺はそんなことを考えながらベンチに寝転んだ。








貴｢ふぁ〜｣







ﾊﾞﾝｯｯ＿＿





貴「！？」







今度はものすごい勢いで扉が開いて

刑事のおじちゃん達が血相変えて飛び込んできた。







貴「え、え、な、なに？！」



刑事「ちょっと来い」



刑事「水望A、犯人隠蔽の容疑で連行する！」



貴「いや、は？！お、俺？」






何故か、犯人隠蔽の容疑にかけられおじちゃんたちに両腕を捕まれ、引きづられながら屋上から引きづり出された。


いや犯人隠蔽とは…




まあでも考えられることはあのことしかないよな



佐藤ちゃんと高木の赤ちゃん



おじちゃん達、佐藤ちゃんのこと推してたからなぁ




まあ妊娠なんてないと思うけど。

そもそもなんで無関係の俺が連行されてんのw







貴「(あー眠い)」






そして連行されたのは取り調べ室


そこには事件から帰ってきたのだろう高木の姿があった。






高木「Aさぁん助けてくださいよ！！」



貴「いや、俺も連行されてきたんだわ」



高木「えなんで！？」



貴「さあな」








刑事「水望！！お前がいながらなぜこんなことになるんだ！！！」






そして俺と高木はしばらくおじちゃん達の哀しみに付き合うこととなった。

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