【イナGO】魅惑の少女＿Ⅱ (ページ5)

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剣城side

貴「京介〜一緒に帰らない？」

Aが雷門に今度は、星空リンではなくAとして戻ってきて数日

Aはリンであった時と同じように雷門に馴染んだ。
幻影学園にも勝利をすることができ、次は準決勝となる

練習でも、俺たちのレベルアップのために力を貸してくれている

Aはゴッドエデンでみんなで楽しそうにご飯を食べていた時のように
笑うようになった。

嘘偽りのない笑顔

俺が大切にしたいと思った表情だ

Aとは度々一緒に帰るようになり、Aは俺の兄の見舞いにも着いてくるようになった。
まあ部屋には入ってこないが、、

貴「…ねえ、京介？…」

剣城「どうした？」

貴「……やーっぱないでもないわ。お兄さん今日も元気そうでよかったわね」

剣城「ああ。いつも着いてきてくれてありがとな」

貴「ふふ…いいのよ。帰りましょ？」

Aは俺といると時々前と同じ目をすることがある。

何か俺たちとは違うものが映っているだろうその目は

あの日

ゴッドエデンで見た悲しい目に似ている気がした。

剣城「A！」

貴「！？…な、なに！」

剣城「サッカー、やるか」

貴「……数時間前にあれだけキツく特訓してやったのにまだ気が済まないようね」

剣城「ほら、行くぞ！」

近くに転がっていたサッカーボールを蹴りあげてAへとパスをすると

Aは少し笑って俺に蹴り返す。

河川敷でサッカーをしていた子供立ちに混ざってボールを蹴る

俺は楽しそうに子供たちとサッカーをしているAを見て
少しほっとした

Aのボールを蹴る姿は
本当に舞っているようで美しいと感じた

その笑顔を守りたい。

そう思ったその時だった…___

俺たちは……___

貴「！……危ない！！！」

剣城「A！！？」

…得体の知れない恐怖に襲われた。