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4-3
雷門の逆転勝利
雨宮「_(ﾊﾞﾀｯ」
松風「太陽！！大丈夫！？」
雨宮「はは、ははははっ！！」
松風「た、太陽？」
雨宮「…はぁ…全力を出し切った。もう動けないや…」
松風「太陽…」
雨宮「知らなかった！こんなに気持ちのいい試合があるなんて！…本当にありがとうみんな！」
太陽は倒れ…天馬に腕を担がれる形で立ち上がった
雷門も観客も歓喜
負けた新雲学園でも清々しい顔をしている
あぁ＿＿＿負けた＿＿＿？
貴「ｯ」
私は上で見ている千宮路様の方へ顔を向けた
失敗した…
私が…負けた…失敗した…
貴「ｯぁぁぁぁぁぁあああああ！！！！！」
ﾄﾞｫｫｵｵﾝｯｯ！！
私は転がっていたボールを雷門ゴールへと叩き込んだ。
松風「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…A？何して…！」
雨宮「天馬！Aの所に！」
松風「う、うん！」
申し訳ありませんｯ
こんなつもりはｯ…
私が怪我などせず後半戦に出ていればｯ…
雷門を敗北へ導けたｯはずなのにｯ…！！！
松風「A！！どうしたの！！」
貴「天馬ｯ…太陽ｯ…」
雨宮「様子がずっと変だよA……何があったの？」
貴「太陽ｯ…ごめんなさいｯ…最後にあなたに力を押し付けてｯ…」
雨宮「…A…」
貴「最後に…あなたに頼らないで…私が決めてれば良かったの…」
松風「A…？」
貴「ごめんなさいｯ…ごめんなさいｯ…」
松風「A、大丈夫だよ！Aは何も悪くないよ！」
雨宮「Aは最後雷門に力を貸すんじゃなくて…俺に化身ドローイングをしたんだ…」
松風「え…？どういうこと…？」
雨宮「今日…ずっと手を抜いてたよね…？Aもしかして…雷門を負けさせようとしてたんじゃないの…？」
松風「そ、そんな！そんなわけないよ！Aがそんなこと…する、はず…」
太陽の言葉を聞いて、みんな思い出す
美神Aに裏切られた記憶を。
剣城「…Aｯ」
貴「ごめんなさいｯ……ごめんなさいｯ…」
剣城「大丈夫だ、俺を見ろA」
貴「ごめんなさい…ｯ…ごめんなさいｯ…」
剣城「A、しっかりしろ！！A！！！」
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2021年2月3日 17時
