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貴方side
太陽の病室を出で病院の外へと向かう途中
たまたま、太陽の病室へ向かおうとしている聖帝と出くわした。
何をしている？と問いかける聖帝の横を通り過ぎ
私は病院を出た。
あなたは太陽が試合に出るのを止めたいはず。
でも、あなたはサッカーを思いように出来ない人の苛立ち、サッカーへの熱い想いを持っていた人を知っているから
必ず…太陽を試合に出す。
次の試合で雷門は負ける…
そうならなければいけない。
貴「ごめん、太陽……」
試合で、もし太陽の体が限界に来るようであれば
私が…雷門を敗北させなければ。
帰り道、足は鉛のように重かった。
自分がやっていることは最低だと…
思えば思うほど、気分が悪くなる。
貴「ｯ………」
太陽は次の試合、耐えられない、
耐えられるはずがないんだ。
それを知ってて私は…太陽を試合に強制的に出すなんて
友達が壊れることを承知で私は…ｯ
貴「…(ｶﾞｸｶﾞｸ」
貴「…それでも、やらなくちゃ…！」
身体の震えを抑えながら
私はまたあの人の元へと向かっていく。
震えるな…毅然とふるまえ。
雷門では仲間を演じろ。
あの方には逆らうな。
全部完璧に演じろ。
自分の失敗で大事な人達を失いたくない。
やるんだ、私。
＿＿＿雷門を裏切れ。
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2021年2月3日 17時
